[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府科学技術政策局(OSTP)
元記事公開日:
2022/05/07
抄訳記事公開日:
2022/06/23

大統領府と国務省が量子情報に関する国際ラウンドテーブルを開催

Readout: International Roundtable on Pursuing Quantum Information Together: 2N vs 2N

本文:

(2022年5月7日付、大統領府科学技術政策局(OSTP)による標記記事の概要は以下のとおり)

大統領府科学技術政策局(OSTP)と国務省(DOS)は、量子科学技術における国際協力を促進するためのラウンドテーブルを5月5日と6日に開催した。

量子情報科学技術(QIST)は、我々を取り巻く世界の理解を深め、我々にさらなる繁栄をもたらす大きな可能性を有している。本ラウンドテーブルには、米国、オーストラリア、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、日本、オランダ、スウェーデン、スイス、英国から量子戦略の責任者が集まり、QISTにおける国際協力の重要性を強化し、量子関連の発見の加速、リソースの共有、国際的課題への共同対処に関する協議を行った。

5月5日には、ベストプラクティスの共有と共通の課題を見出すことを目的に、各国が、国レベルでの量子への取組みを紹介した。その後、「科学と世界経済」、「量子人材の育成と量子への社会認識の向上」に関する議論が行われた。5月6日には、「健全なグローバルQISTエコシステムの形成」に焦点を当てた議論が行われた。なお、今週初め、バイデン大統領は、「量子コンピューティングに関する国家安全保障覚書(NSM)」を発表した。これは、量子コンピュータが経済および国家安全保障にもたらし得るリスクを軽減し、量子技術を推進・保護するための大統領方針を定めたものである。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]