[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究省
元記事公開日:
2022/06/22
抄訳記事公開日:
2022/06/23

「ライデン」のランキング状況を発表

Le classement Leiden 2022 confirme le rayonnement scientifique de la France

本文:

 フランス高等教育・研究省(MESR)は22日、オランダのライデン大学が発表する「CWTSライデンランキング」2022年版について、フランスからのランクイン状況を発表した。

 このランキングは「著作物の量や影響力」「共同研究への積極性」「オープンにされている科学論文の度合い」「論文発表者に占める女性の割合」の4点を主な基準として、同大が世界の高等教育機関を格付けしている。今年は1,318機関がランキングの対象となった。

 このうち「著作物の量や影響力」の基準では、フランスは500位以内に13機関、200位以内に4機関、100位以内に1機関がランクイン。500位以内の数としては、フランスは前年同様、中国、アメリカ、ドイツ、英国、韓国、豪州、カナダ、イタリアに次いで世界9位だった。

 この基準で100位以内に入ったのはソルボンヌ大学で、世界で97位、欧州では14位だった。ほかにはパリ=サクレー大学(世界112位)、パリ=シテ大学(同115位)、エクス=マルセイユ大学(同194位)が選ばれ、世界の「優れた」大学200選に、フランスから4機関が入ることとなった。これらの大学はいずれも、IDEX-ISITE、Labex、Equipexなど、優れた大学や研究室としての認定を政府から受けており、官民が共同出資する政府主導の「未来投資プログラム」(PIA)にもとづき、10年以上にわたって資金が重点配分されてきた。

 さらに「論文共著の積極性」としては、トゥールーズ国立工科大学が98.6%で、世界5位。「オープンにされている科学論文の度合い」では、ソルボンヌ大学が79.0%で世界76位――などとなっている。

[DW編集局]