[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府
元記事公開日:
2022/05/23
抄訳記事公開日:
2022/06/24

クアッド・リーダーズ・東京サミット2022の開催

FACT SHEET: Quad Leaders’ Tokyo Summit 2022

本文:

(2022年5月23日付、大統領府による標記記事の概要は以下のとおり)

クアッド構成国(オーストラリア、インド、日本、米国)の首脳は、2022年5月24日に東京で4回目のサミットを開催する。バイデン大統領と他のクアッドリーダーたちは、東京サミットで以下の発表を行う。

クアッドリーダーは、海洋に関する主要なイニシアチブである「海洋状況把握のためのインド太平洋パートナーシップ (IPMDA :The Indo-Pacific Partnership for Maritime Domain Awareness)」を立ち上げる。IPMDAは、地域のパートナーと緊密に協議して、ほぼリアルタイムで、統合され、費用対効果の高い即時的な海洋状況把握を提供することを目的とする。

クアッドリーダーは、科学、技術、工学、数学(STEM)分野の大学院で学ぶ米国、オーストラリア、インド、日本の学生100人を毎年支援するクアッド・フェローシップの募集を開始する。

クアッドは、COVID-19パンデミックへの対応とグローバルヘルス・セキュリティの強化において、グローバルリーダーシップを維持することに尽力しており、現在までに合計で2億5,700万回分の安全かつ有効なワクチンをインド太平洋地域に提供してきた。クアッドは引き続き、ワクチンの寄贈を続ける。

2021年3月の初の首脳会議で気候作業部会を発足させた後、クアッド4カ国は気候危機への対応に関する協力を有意義に深め、定期的に開催してきた。クアッドリーダーは、グリーン船舶、エネルギーサプライチェーン、災害リスク軽減、気候情報サービスの交換に関するさらなる取り組みを開始する。

クアッド4カ国は、重要かつ新興の技術における責任あるイノベーションに取り組んでおり、世界の半導体サプライチェーンにおける集団的な能力と脆弱性をマッピングし、重要技術サプライチェーンに関する共通原則声明を発表し、地域におけるサプライチェーンのレジリエンスを高めるための協力的基盤を提供する。

クアッドはクアッド・サイバーセキュリティ・パートナーシップ(Quad Cybersecurity Partnership)を、サイバーセキュリティの脆弱性とサイバー脅威に対応するため、4カ国間でレジリエンスを構築することを目的として設置した。

クアッドは宇宙分野のリーダーとして、クアッド諸国は協力を強化し、衛星データを交換し、能力構築を可能にし、規範とガイドラインについて取り組むための、集合的専門知識を蓄積している。また、宇宙での民間地球観測データの自由、完全、かつオープンな共有へのコミットメントを強化し、地域および世界におけるオープンサイエンスの概念を共同で開発・促進する。

クアッドはクアッド人道支援・災害救援メカニズムを介し、インド太平洋における災害に対応するため、必要に応じて民間防衛や軍事資産からの支援を受け、民間主導の災害支援活動を調整し動員することができるようにする。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]