[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2021/05/03
抄訳記事公開日:
2022/06/27

BMBFのプロジェクト「アイデアの社会」:受賞プロジェクトが科学的パートナーを募集

„GESELLSCHAFT DER IDEEN“ DES BMBF: GEWINNERPROJEKTE SUCHEN STARKE WISSENSCHAFTLICHE PARTNERINNEN UND PARTNER

本文:

(2021年5月3日付ドイツ連邦教育研究省(BMBF)による標記報道発表の概要は以下のとおり)

連邦教育研究省(BMBF)が主催するソーシャル・イノベーションの全国的なコンテスト「Gesellschaft der Ideen(アイデアの社会)」プロジェクトの受賞者たちが、プロジェクトの次のマイルストーンに取り組んでいる。現在のコンセプトフェーズのゴールは、強力な科学的パートナーとのネットワーク構築と協力で、受賞した30件のアイデアのうち、2021年夏の次のラウンドで選ばれるのは10件だけのため。。そこでは、2年間のトライアルフェーズで、最大20万ユーロのさらなる資金提供が期待できる。

社会的課題にはイノベーションが必要:
社会的課題を具体的に解決するためには、ビジネス、政治、科学に重要な刺激を与える、社会の奥深くから出てくる力強い創造的なアイデアが必要である。
社会イノベーションには科学的な専門知識が必要:
科学機関との交流や協働は、イノベータのアイデアをさらに発展させるために必要な学習と実験の機会を提供する。したがって受賞プロジェクトと専門家をつなげることが、競争での最重要な第一歩となる。協働を通じて、社会イノベーションの持続可能な実施のための実行可能な概念が開発される。プロジェクト「Gesellschaft der Ideen」のプロジェクト・サポート責任者であるレーナ・グリーム(Lena Gliem)氏は次のように述べている。「この重要なマッチング・フェーズにあるこのプロジェクトを支援すると共に、科学者がこのプロセスとプロジェクトに積極的に参加することを奨励したい」。
幅広い範囲と社会的な重要性:
受賞した30のアイデアが、BMBFと共に、市民によって直接評価され、1,000以上のすばらしい応募者の中から選ばれたという事実は、これらのアイデアの社会的な重要性と大きな可能性を物語っている。レーナ・グリーム氏は、次のように述べた。「科学的パートナーにとっては、連邦政府によって助成されるだけではなく、社会的ニーズから直接生まれた革新的なプロジェクトに参加できるユニークな機会となる」。
公募の3つの主要なカテゴリーである「ヤングとオールド」、「シティーとカントリー」、「バーチャルとリアル」によって、環境保護から医療、学習、包摂性、世代間交流までの、幅広い社会イノベーションが可能となる。受賞者の中には、個人だけではなく、協会、財団、企業、単科大学チームも含まれている。
「アイデアの社会」のテーマ毎の受賞者の概要:
気候保護と環境:Govshare  地方自治体の気候保護における知識移転の改善、他5件
多様性と抱合:Your Reality  差別と排除について若者に理解を促す、他5件
健康と医学:PrÄViG  ヨガによる摂食障害の予防、他5件
出会いと交流:ViVerA 老人医療におけるバーチャルイベント、他5件
学びと発見:モバイル・データ・ラボ / デジタル・データを使った参加型実験、他5件

[DW編集局]