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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領府
- 元記事公開日:
- 2022/05/02
- 抄訳記事公開日:
- 2022/06/28
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「健康脅威に対する国家早期警戒システムの強化に関するサミット」の開催
Summit on Strengthening the Nation’s Early Warning System for Health Threats: A Meeting Summary
- 本文:
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(2022年5月2日付、大統領府による標記発表の概要は以下のとおり)
2022年4月19日、大統領府は、疫病予測・流行分析センター(CFA: Center for Forecasting and Outbreak Analytics)の立ち上げを支援するため、「健康脅威に対する国家早期警戒システムの強化に関するサミット」を開催した。
CFAの立ち上げは、COVID-19への国際的な対応を強化し、グローバルな健康安全保障と生物学的対策を進めるよう政府に指示した国家安全保障覚書1号(NSM-1)の要件を満たすものである。NSM-1による疫病の予測流行・分析のための国立センターを設立する計画の立案の指示を受け、大統領府科学技術政策局(OSTP)と国家安全保障会議(NSC)は、2021年9月、計画「パンデミックに対する米国の備え」を発表し、国の予測能力の強化など将来の流行病やパンデミックの脅威と闘うための画期的な能力獲得を要請している。
サミットには、連邦政府、州政府、地方自治体、医療データ・テクノロジー団体、非営利団体、産業界など幅広い分野から30名が直接、1,600人以上がバーチャルで参加した。
サミットは、OSTP局長上級アドバイザー(パンデミック予防担当)マシュー・ヘップバーン博士の司会のもと、冒頭、アロンドラ・ネルソン大統領副補佐官兼OSTP局長代行が挨拶し、CFAが国立気象局(NWS)のように一元的な健康情報源となり、全ての米国民が意思決定に利用できるようになることを目指していると語った。ジェイク・サリバン国家安全保障問題担当大統領補佐官は、CFAがバイオディフェンスと健康安全保障に貢献することを強調した。アシッシュ・ジャー大統領府COVID-19対応コーディネーター兼大統領顧問は、パンデミックの脅威により効果的に対応するため指導者たちにとって信頼できる健康データのセンターとしてのCFAの使命を取り上げた。ロシェル・ワレンスキー疾病対策センター(CDC)所長は、基調講演を行い、CFAが、すべてのコミュニティから広範で多様な経験を取り込み、将来の健康上の脅威をより正確かつタイムリーに予測できるようにするために、米国内の異種のデータソースを調整する絶好の機会となると述べた。講演者全員が、健康格差の是正のためにCFAを活用することの重要性を強調した。
サミットにおいては、以下の3つのパネルが開催された。
パネル1「次世代公衆衛生データとアナリティクス」: 1) 早期警報のための信頼できる国家的リソースの確立の重要性、2) 公衆衛生データと予測分析の状況、3)データと分析の質の向上を目指すCFAと関係コミュニティとの協力
パネル2「地方自治体の能力の向上」: 1) 地域社会の意思決定の改善に資する、より良質な情報の提供の重要性、2) 政府の主要機関による、医療制度以外の幅広い構成員との協調のため役割
パネル3「患者のためのシステム強化」:CFAが医療システムのあらゆる側面と強い関係を築く機会
最後に閉会の辞として、サンディ・フォード国内政策会議・公衆衛生・科学担当大統領特別補佐官が、公衆衛生事象を迅速に検知し対応するためには、グローバルな協力体制とステークホルダーや一般市民とのパートナーシップが必要であることを強調した。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]