[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2022/05/13
抄訳記事公開日:
2022/07/04

エネルギー供給を確保し最先端の原子力プロジェクトを後押しする新基金の設立

Fund to secure our energy supply and boost cutting-edge nuclear projects opens for business

本文:

(2022年5月13日付、ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記発表の概要は以下のとおり)

新しい原子力技術に着手して、促進するとともに、新しいプレーヤーを市場に参入させることを目的とした1億2,000万ポンドの政府基金がこのほど設立された。

将来の「原子力実現基金(FNEF)」は、4月の英国のエネルギー安全保障戦略で約束されているように、2030年までに8基の新たな原子炉を承認するという政府目標の実現に資するものである。

同基金は、小型モジュール炉を含む原子力建設プロジェクトが、その実現のために必要な民間投資を呼び込めるよう、対象を絞って、コンペティションによって割り当てられる政府助成金を提供する。

原子力は英国のエネルギーミックスの重要な部分であり、世界のガス市場への依存を減らし、英国のエネルギー自立性を高め、高額なエネルギー料金から消費者を保護し、将来のクリーンエネルギー技術としての原子力への投資を刺激するものである。

FNEFは、原子力への産業界投資を支援し、英国の全地域のプロジェクトに機会を提供し、高度なスキルを持つ雇用を創出し、英国の原子力サプライチェーンのレジリエンスと能力を高めることが期待されている。

政府はまた、サイモン・ボウエン氏を BEISの産業顧問に任命し、英国の新しいGreat British Nuclear達成方法に関する政府新提案を主導し、推進する任務を与えた。先月、英国エネルギー安全保障戦略で発表されたこの新組織は、開発プロセスを通じて原子力プロジェクトを支援し、2050年までに最大24GWの原子力エネルギーを生成するという政府目標の実現に責任を負う。

[DW編集局]