（2022年5月16日付、科学技術政策研究院の標記記事の概要は以下のとおり）

経済安保と技術主権の確保のための国家戦略の必要性を提起し、対案を模索する議論の場が設けられる。

科学技術政策研究院（STEPI）は、国家安保戦略研究院（INSS）と共同で、来たる5月17日にソウルプレジデントホテルにおいて、第446回STEPI科学技術政策フォーラムをオンラインとオフラインの両方で開催する。「経済安保と技術主権確保のための国家戦略：Beyond Frontier」と題して行われる今回の科学技術政策フォーラムでは、国際的な技術覇権競争に備え、統一性に欠けていた従来の戦略をどのように整合性をもって進めていくかということについて、対応策が模索されることになる。

今回のフォーラムは、ムン・ミオク科学技術政策研究院長の開会のあいさつとキム・ギジョン国家安保戦略研究院長の歓迎のあいさつで始まり、政治・外交、産業・通産、法・制度、科学技術の各分野の専門家による発表が行われる。

政治・外交分野ではイ・ワンフィ教授（亜州大）が「米中経済安保戦略と米韓包括的戦略同盟構築策」、産業・通産分野ではキム・キョンフン研究委員（韓国貿易協会GVC産業分析TF）が「グローバルサプライチェーンの危機に対応する韓国のGVC戦略」という発表を行う。また、法・制度分野ではクォン・ソンフン立法調査官（国会立法調査処）が「先端産業の育成および保護のための韓国法制度改革方針」、科学技術分野ではペク・ソイン科学技術外交政策研究団長（科学技術政策院）が「技術主権確保のための韓国科学技術政策方針」という発表を行う。

パク・ファンイルグローバルイノベーション戦略研究本部長（科学技術政策研究院）の司会により進められる討論では、パク・ビョンウォン先任研究委員（科学技術政策研究院）、イ・ヒョンドン科学技術サイバー安保センター長（国家安保戦略研究院）、キム・ヒョンジュン次世代半導体研究所長（韓国科学技術研究院）、アン・ヒョンシルAI経済研究所長（韓国経済）が経済安全保障や技術主権確保など国際的な技術覇権競争に向けての統合戦略などを議論する。

ムン・ミオク科学技術政策研究院長は、「国家の重要利益確保のためには科学技術、産業・通商、外交・安保を統合的に考慮した国家戦略の樹立が必要な時期」に来ており、「特に従来統一性に欠けていた戦略を体系化して推進しなければならない」と強調した。そして、ムン院長は「今回のフォーラムが韓国内外の研究者の多様な観点に目を配り、国家戦略を統一的に議論することができる場になることを期待する」と述べた。

[DW編集局]