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- 国・地域名:
- 韓国
- 元記事の言語:
- 韓国語
- 公開機関:
- 科学技術情報通信部
- 元記事公開日:
- 2022/05/30
- 抄訳記事公開日:
- 2022/07/06
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科学技術情報通信部、世界最高の半導体強国を主導する半導体関連人材を積極的に育成
- 本文:
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(2022年5月30日付、科学技術情報通信部の標記記事の概要は以下のとおり)
イ・ジョンホ科学技術情報通信部長官は、5月24日に人工知能半導体企業を訪問したことに続き、5月30日に、産業界代表や4大科学技術院(韓国科学技術院:KAIST、光州科学技術院:GIST、大邱慶北科学技術院:DGIST、蔚山科学技術院:UNIST)院長らとの歓談会を開催した。
量的・質的に不足している半導体関連産業の中枢を担う人材を産学連携により育成し、他国をよせつけない半導体大国の地位を確立するためである。先日開催された米韓首脳会談において、両国首脳は半導体分野の協力強化を再確認したが、科学技術情報通信部は、メモリ分野における国際的な主導権の確保とともに、非メモリ分野の競争力も高めていくことを目指している。歓談会では、この間議論されてきた人材育成協力策とともに、今後の産・学・研の協力強化のあり方をめぐっても議論された。
歓談会の主要内容は次のとおり。
① 科学技術情報通信部は半導体設計者養成のための来年度予算を確保し、新たにシステム半導体設計実務者養成事業と人工知能(AI)半導体研究者養成事業を支援する。
② 産業界と協力して学士レベルの半導体関連人材を、韓国科学技術院(KAIST)だけでなく、光州科学技術院(GIST)、大邱慶北科学技術院(DGIST)、蔚山科学技術院(UNIST)にも半導体契約学科を設置し、2023年から年200人以上育成する。
③ 修士・博士レベルの半導体専門研究者を養成するため、現在韓国科学技術院、蔚山科学技術院で運営中の産学協力大学院プログラムを強化し、光州科学技術院、大邱慶北科学技術院にも半導体大学院または半導体専攻学科を設置する。これによって、現在年間220人程度の修士・博士養成人数を今後5年内に500人以上に増やす。
④ 現場経験が豊富な産業界からの博士レベルの教授採用と産学協力教育・研究プログラムを拡大する。
⑤ 世界トップレベルの海外の大学、研究所、企業と4大科学技術院との半導体分野での共同研究・人材交流も大幅に拡大する。科学技術情報通信部は歓談会での意見をまとめ、今後立案していく半導体支援策に積極的に反映していく考えである。また、科学技術情報通信部、半導体企業、4大科学技術院による「半導体人材育成協議会」を定例化し、産学協力推進状況を点検するとともに、新しい協力策を推進していくことが計画されている。
[DW編集局]