国際数学連合は５日、今年のフィールズ・メダルを、フランス高等科学研究院（ＩＨＥＳ）のユーゴー・デュミニル＝コパン終身教授（36）らに授与した。同日、フランス高等教育・研究省が明らかにした。ほかの受賞者３人はフランス国外から選ばれている。

　デュミニル＝コパン氏は統計物理学の専門家で、パリの高等師範学校やパリ＝サクレー大学を卒業。ジュネーブ大学教授を経て、2016年からＩＨＥＳの終身教授を務めている。

　フィールズ・メダルは数学分野のノーベル賞といわれる権威ある賞。今回のデュミニル＝コパン氏の受賞により、フランスからのフィールズ・メダル受賞者は13人となり、アメリカに次いで２位である。

[DW編集局]