中国科学技術部は、中国が申請したプロジェクトがこのほど国際遺伝子工学・バイオテクノロジーセンター（ICGEB）の助成金を獲得したことを報じ、次のように述べている。

　国際遺伝子工学・バイオテクノロジーセンターは、このほど、ICGEB 2021年度共同研究プログラムの助成状況を公表した。バイオセンターの推薦を経て、中国浙江大学が申請したプロジェクト、”The Development of ultrasound based micro-array technology for high throughput screening”（ハイスループット・スクリーニングのための超音波を用いたマイクロアレイ技術の開発）が2021年度ICGEB共同研究プロジェクト助成金を獲得した。

　ICGEBは、国連工業開発機関の後援の下に創立された政府間科学技術機関で、バイオテクノロジー分野における研究、トレーニング、および技術移転を通じて、世界の持続可能な発展を推進することを目的としている。共同研究プロジェクトは、ICGEBが加盟国のために独自に設立した特別基金で、ICGEB加盟国の科学者によるハイレベルなバイオテクノロジー研究を奨励し、若手科学者の育成や、国際科学技術協力・交流を促進することを目的としている。2021年、ICGEBは世界中で合計517件の共同研究プロジェクトの申請を受理し、その内の21プロジェクトに助成金が提供された。

[DW編集局]