[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2022/06/15
抄訳記事公開日:
2022/07/22

ドイツのユーリッヒ研究センターが欧州初のエクサ・スケール・スーパーコンピュータの拠点に

Stark-Watzinger: Supercomputer kommt nach Deutschland

本文:

(6月15日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)による標記報道発表の概要は以下のとおり)

欧州のパートナーシップであるEuroHPCは、欧州初のエクサ・スケール・スーパーコンピュータの拠点として、ユーリッヒ研究センター(FZJ)を選択した。この種のコンピュータは、世界で唯一である。

シュタルク・ヴァッツィンガーBMBF大臣は次のように説明している。
「このスーパーコンピュータは、FZJで稼動し、500万台以上の最新のノートブック型に匹敵する計算能力がある。BMBFは、このスーパーコンピュータに、欧州連合(EU)およびノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州と共に、総額5億ユーロを拠出する。これはドイツの研究インフラへの大きな投資であり、これによりドイツの技術主権を拡大したいと考えている。このコンピュータは、複雑な科学的問題の解決に役立ち、膨大な量のデータの解析を可能にするもので、気候変動、パンデミック対策、人工知能(AI)の開発に役立つ。今後数年間でバイエルン州、バーデン・ヴュルテンベルク(BW)州と協力し、ミュンヘンとシュトゥットガルトで、さらに2台のエクサ・スケール・スーパーコンピュータを稼動させる予定である」。

さらにNRW州科学大臣ポエスゲン(Isabel Pfeiffer Poesgen)氏は次のように述べている。
「JUWELSやJURECAなどのトップ・コンピュータを備えたFZJは、すでに最も革新的な高性能コンピューティング・センターの1つである。量子テクノロジーとの統合の可能性を考えると、このエクサ・スケール・スーパーコンピュータは、将来の技術である量子コンピューティングへの橋渡し役を果たすことになると考えられる。ネットワーク“EIN Quantum NRW”のメンバーとして、FZJが、NRW州の他の強力なパートナーと共に、国内外で先駆的な役割を果たしていくことになる」。

BW州科学大臣バウアー(Theresia Bauer)氏は、こう付け加えた。
「タスクの共同配分に従って、シュトゥットガルトのスーパー・コンピューターを、エンジニアリングと産業のニーズに合せて調整し、ドイツをビジネス拠点としてさらに発展させていきたいと考えている」。

バイエルン州科学大臣ブルーメ(Markus Blume)氏は、次のように語った。
「我々の時代の課題は、膨大な量のデータを分析することによってのみ克服することが出来る。バイエルン州ではハイテク・アジェンダを掲げ、スーパー・コンピューティングや量子コンピューティングなどの将来の技術の拡大に多額の投資を行なっている」。

背景:BMBFは、プログラム「デジタル時代のハイパフォーマンス、ハイパー・パフォーマンス・コンピュータ:ハイパフォーマンス・コンピューティングの研究と投資」の一環として、スーパーコンピュータを助成している。これには、ドイツのスーパー・コンピュータ・ネットワーク、およびユーリッヒ、ミュンヒェン・ガルヒング、シュトゥットガルトにあるスーパー・コンピューティング・センターが含まれている。

[DW編集局]