[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
原子力・代替エネルギー庁(CEA)
元記事公開日:
2022/06/16
抄訳記事公開日:
2022/07/25

脱炭素化へ連携プラットフォーム「ジュ・デカルボンヌ」開設

Ouverture de la plateforme "Je Décarbone" en vue de son lancement le 7 septembre

本文:

(2022年6月16日付、原子力・代替エネルギー庁(CEA)の標記発表の概要は以下のとおり)

政府主宰の「エネルギー新システム戦略委員会」は、脱炭素化に向けた関係機関の連携強化を目的とするプラットフォーム「ジュ・デカルボンヌ」(「私もやる、脱炭素」:JD)を新たに設置した。環境・省エネルギー機構(ADEME)の支援のもと、CEAや業界連絡組織「ALLICE」などが参加し、9月7日から本格的に稼働させる。

1990年から2019年の間にフランスが削減した温室効果ガスのうち、製造部門での削減は62%を占める。現在、建設業を含む製造部門から排出される二酸化炭素は国全体の19%であり、2050年までにカーボンニュートラルを達成するには、このペースで削減を続ける必要がある。

JDには「製造部門の脱炭素化の支援・促進」と「脱炭素化を推進するフランスや欧州の製造業者の市場参入支援」の二つの目的がある。企業間の交流・接触のためのデジタルプラットフォームを中心に構成され、全国各地のワークショップを通じて活性化される。

このセクターの最初の会合は、2022年9月7日にパリで開催される。会合に参加するにはプラットフォームの参照が必要である。JDが提供するサービスは次のとおりである。

・ 全国的で内容豊富な脱炭素化ソリューションの参照
・ 脱炭素ソリューション・プロバイダーと、産業サイトの脱炭素を希望する企業をつなぐ可能性
・ 全国および地域のワークショップによる産業コミュニティの活性化

[DW編集局+JSTパリ事務所]