[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)
元記事公開日:
2022/06/22
抄訳記事公開日:
2022/07/28

ビジネスモデルとパイオニア的ソリューションのためのイノベーション・プログラム(IGP)

Förderung nichttechnischer Innovationen erfolgreich: Bundeswirtschaftsministerium bereitet Fortsetzung der Förderung vor

本文:

(6月22日付、ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)による標記報道発表の概要は以下のとおり)

ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)のビジネスモデルとパイオニア的ソリューションのためのイノベーション・プログラム(IGP)は、イノベーション・システムにおける助成ギャップを埋めるものである。これが本日公表されたIGPのモニタリング評価に関する最終報告書の結論である。

専門家は、2019年のパイロット・プログラムの開始以来、クリエイティブなビジネスコンセプトやデジタル組織モデルなどの、非技術的イノベーションに対して初めて明示的に対処したIGPに対して、肯定的な結論が導き出している。これにより、BMWKはこのプログラムを継続・推進する考えである。

BMWK政務次官のブラントナー(Dr. Franziska Brantner)博士は、次のように述べている。
「IGPの成功から、イノベーション政策については、総合的に考える必要があることがわかる。ドイツの未来を確かなものにするためには、豊富なアイデアに頼らなければならない。中小企業や若い企業の創造性、および非技術的イノベーションは、それの重要な部分を占めている。今後も適切な方法で、推進していきたい」。

肯定的な評価結果により、BMWKは専門家の提案を採用し、IGPのアプローチを成功させるために、フォローアップ資金の構想を検討中である。

IGPプログラムへの関心は高く、デジタル・クリエイティブ・教育関連のイノベーションを対象に3回の公募を行い、合計1,700を超えるプロジェクト・アイデアが提出された。資金提供を受けたプロジェクトは、多くの場合、デジタルとの関連性が高く、主に現代のサービス産業の小規模で若い企業によって設計・実装されている。このことから、プロジェクトの効果の展望は肯定的であることがわかる。

資金提供を受けた者にとっては、ノウハウの持続的な増加だけではなく、売上や雇用の増加も期待できる。これには、資金提供を受けた者のほかに、プラスの効果も期待される。すなわち市場セグメント全体を近代化へと後押しすること、第三者に対する経済的・社会的なプラスの作用などである。

IGPプログラムおよびライブ・ピッチ法を用いて新たに導入した多段階資金調達手法は、審査委員会の専門家によって、有意義でよく機能していることが認められている。このような良好な結果から、IGPプログラムの継続・推進が提唱されている。

[DW編集局]