[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府
元記事公開日:
2022/06/17
抄訳記事公開日:
2022/08/02

バイデン大統領がエネルギー安全保障強化と気候変動対応に向けた世界的な行動を喚起

FACT SHEET: President Biden to Galvanize Global Action to Strengthen Energy-Security and Tackle the Climate Crisis through the Major Economies Forum on Energy and Climate

本文:

(2022年6月17日付けの大統領府による標記記事の概要は以下のとおり)

バイデン大統領は本日、「エネルギーと気候に関する主要経済国フォーラム(MEF)」のリーダーたちを再招集し、エネルギー安全保障を強化し、世界の食糧安全保障のレジリエンスを高め、気候危機に対処するため、次のような行動を求めた。

▽グローバル・メタン・プレッジ・エネルギー・パスウェイ(Global Methane Pledge Energy Pathway): 石油・ガスセクターからのメタン漏れ、フレアリング等に対処するために無駄なガスを回収し、市場に供給する。
▽2030年ゼロ・エミッション車目標およびグリーン・シッピング・チャレンジ(Collective 2030 Zero-Emission Vehicle Goal and Green Shipping Challenge): より多くのゼロ・エミッション車を走らせ、海洋ベースの輸送を脱炭素化することで、輸送セクターの排出量を削減すると同時に、不安定な石油市場と価格への依存を断ち切る。
▽クリーンエネルギー技術実証チャレンジ(Clean Energy Technologies Demonstration Challenge): 新技術の商業化を加速し、不安定な化石燃料への依存を断ち切り、クリーンエネルギーへの移行を促進する。
▽食料安全保障強化のための取組み(Efforts to Enhance Food Security): 世界的な食料安全保障を強化しつつ、農業関連の排出を削減するために、肥料の効率改善と代替物の増加を図る。

本MEF会合は、バイデン大統領が、グラスゴー(COP26)以降、気候変動対策をさらに加速させるために、最近のクアッド(米日豪印4カ国協議)、米国・ASEAN特別首脳会議、インド太平洋経済枠組み(IPEF)、今月の米州首脳会議等において、各国首脳と一貫して取り組んできたことを引き継ぐものである。バイデン大統領は、今年11月にエジプトで開かれるCOP27でさらなる進展を達成するよう各国指導者に促す。COP27で、バイデン大統領とエジプトのエルシーシ大統領は、人々の生活を向上させ、気候のレジリエンスを構築するための具体的なステップに焦点を当てた「アフリカでの適応(Adaptation in Africa)」イベントを共同開催する予定である。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]