[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2022/07/19
抄訳記事公開日:
2022/08/09

BEISが高等研究発明局(ARIA)の最高責任者にイラン・グル(Ilan Gur)氏を任命

Innovation heavyweights appointed to lead new Advanced Research and Invention Agency

本文:

(2022年7月19日付ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記発表の概要は以下のとおり)

クワシ・クワーテン(Kwasi Kwarteng)BEIS大臣はこのほど、英国の新たな高等研究発明局(ARIA)の最高責任者にイラン・グル(Ilan Gur)氏を任命した。同氏は、ARIAの課題を設定し、リスクの高いプログラムへの初期ファンディングを指示し、優れたプログラムマネージャーのチームを構築し、国内および国際的な研究開発セクターに関与する。

同時に、人材投資・起業家のMatt Cliffords氏をARIAの会長に任命し、8月15日に着任して最高責任者を支援する予定である。

グル博士は、主に非営利団体 Activate の創設者兼CEOとしての、社会の利益のために最先端の研究・イノベーションを運営するキャリアを築き上げた。Activate は科学者やエンジニアが画期的な研究をもって市場に参入できるように支援する、米国拠点の組織である。Activate は、142人のフェローを支援し、グル氏の専門的主導の下で100社以上の科学ベースの新興企業の創設を促進した。

同博士はまた、科学ベースの新興企業2社を設立し、エネルギー技術の画期的なイノベーションにファンディングを行う米国エネルギー省(DOE)の機関・ エネルギー高等研究計画局(ARPA-E)の第1世代のプログラムディレクターを務めた。

ARIAは、米国で成功を収めた「高等研究計画局(ARPA)」からヒントを得たものである。ARPAは、インターネットやGPSなどの革新的な技術の創出に貢献し、生産性と経済成長を高めながら、人々の生活や働き方を変えた。最近では、ARPAの後継機関である国防高等研究計画局(DARPA)が、パンデミック前からmRNAワクチンと抗体療法に対して精力的にファンディングを行い、重要なCOVID-19治療法につながった。

政府は、高リスク・高便益の科学研究に資金を提供し、科学超大国としての英国の地位を維持するために、2021年2月にARIAの創設計画を打ち出し、2022年2月にARIA法は国王裁可を受けた。ARIAは今年後半に設立予定である。

政府は、2024年~2025年に研究開発への公共投資を200億ポンドに増額し、研究開発支出の総額を2027年までにGDPの2.4%に到達させることを約束している。ARIAは英国の隆興する研究開発エコシステに不可欠で貴重な要素として追加とされる。

[DW編集局]