[本文]

国・地域名:
オランダ
元記事の言語:
英語
公開機関:
オランダ科学研究機構(NWO)
元記事公開日:
2022/07/06
抄訳記事公開日:
2022/08/12

オランダ科学研究機構が新戦略「Science works!NWO Strategy 2023-2026」を発表

Science works! NWO announces new strategy 2023–2026

本文:

2022年7月6日、オランダ科学研究機構(NWO)は、新戦略「Science works!NWO Strategy 2023-2026」を発表した。

新戦略では、NWOは2030年にオランダの研究はどうあるべきかというビジョンと、その目標にNWOがどのように(研究の資金提供者や推進者として、あるいは科学研究に関わる関係者を結び付ける組織として)貢献したいのかを示している。

計画はかなり野心的となっている。新戦略の鍵となるのは、システムがうまく機能するために不可欠な次の4つのビルディングブロックである。NWOは、それぞれのビルディングブロックについて、今後数年間に取り組むべき目標を明らかにしている。

1) 多様性と包摂性、科学的完全性、持続可能性、オープンサイエンスなどに焦点を当てた健全な研究文化。
2) 才能のある研究者に必要な場所を提供し、研究インフラや資金調達手段を利用可能にし、科学の発展を支援するための強力なファンディング。
3) 学問分野、研究の種類、国を越えて、知識のパートナーと社会を結びつける一貫性のある研究課題。
4) 刺激的な条件とシンプルな要件が、研究者にグローバルな課題に取り組む勇気を与える、妨げのないコラボレーション。

それぞれのビルディングブロックは、NWOが今後数年間に取り組むべき目標にリンクしており、合計38の目標が特定されている。

法律により、NWOは遅くとも4年ごとに機関計画を策定することが義務付けられている。現在のNWOの戦略は、2022年までとなっている。新戦略の38の目標は、NWOの組織のさまざまな部分で実行計画に移される。今後数年間、NWOは組織全体におけるさまざまな目標の進捗状況をモニターしていく。

[DW編集局+JSTパリ事務所]