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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
- 元記事公開日:
- 2022/07/20
- 抄訳記事公開日:
- 2022/08/16
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BEISが先駆的な宇宙技術への資金提供により、炭素排出量の削減とエネルギー安全保障の向上を目指す
- 本文:
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(2022年7月20日付、ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記発表の概要は以下のとおり)
このほどのビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)大臣の発表によると、先駆的な新宇宙技術へのファンディングは、炭素排出量を削減し、エネルギー安全保障を向上させ、科学の超大国としての英国の評価を高めるのに役立つとしている。
宇宙ベースの太陽光発電(SBSP)プロジェクトに、300万ポンドの助成金が提供される。プロジェクトは、地球を周回するソーラーパネルを使用して太陽のエネルギーを収集し、天候に左右されずに、昼夜を問わずクリーンエネルギーを供給することができる。この技術は、高価で不安定な化石燃料の代わりに、信頼性が高く安価な代替燃料を提供することにより、気候変動への英国の加担を減らしながら、エネルギー安全保障を高める可能性を秘めている。
また、より正確な天気予報を支援するために、最先端の気象観測センサーにも助成金が提供される。データ・分析企業の Spire Global 社とのパートナーシップにより、このセンサーが初めて軌道に投入される。科学技術施設会議(STFC)の RAL Space によって開発されたハイパースペクトル・マイクロ波サウンダー(HYMS)は、計画、輸送、洪水警報に関与する世界中の気象機関や企業を支援する。これは、既存の衛星で使用されているセンサーよりも4倍強力である。
[DW編集局]