[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2022/07/18
抄訳記事公開日:
2022/08/23

BMBFが7つの未来クラスターに最長9年間、最大4,500万ユーロを支援

Stark-Watzinger: Unser Innovationssystem braucht mehr exzellente Netzwerke

本文:

(2022年7月18日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)による標記発表の概要は以下のとおり)

“Clusters 4 Future”コンペティションの第2ラウンドの選考結果が発表された。トップクラスの専門家である審査員により、ファイナリストから7つのクラスターが選出された。

ヴァッツィンガーBMBF大臣は、次のように述べた:
「ドイツのイノベーションシステムは、科学、ビジネス、社会の間での速く激しいやり取りから生まれており、これは地域のすべての関係者を繋ぐより優れたネットワークを必要としている。7つの新『未来クラスター“Zukunftscluster”』には、今後最長9年間、各センターに最大4,500万ユーロがBMBFから提供される。クラスターでは、有望なアイデアとパイオニア精神を結集し、革新的な研究を大胆に、より迅速に実用化へと進めることができる。クラスターは、正に今生まれようとする新たな技術や知見の分野で、想像性と先進性を発揮し、スタートアップの育成の場を提供し、スペシャリストの訓練とさらなる教育をともに考える。こうして、クラスター内の協働は、個々の努力の単なる合計以上のものとなり、ドイツは確実に将来にわたってイノベーション立国であり続けることができる」。

選ばれた7クラスターは以下のとおり:
・CNATM:新しい核酸ベースの治療法開発クラスター(ミュンヘン都市圏)
・curATime:アテローム血栓症および個別化医薬品に関するクラスター(ライン・マイン・プファルツ地域)
・ETOS:電気有機合成の工業化(ラインマイン地方のオーバーライン下流地域)
・nanodiag BW:将来の分子診断のためのナノポア技術(バーデン・ヴュルテンベルク州フライブルク市、シュトゥットガルト市、ウルム市)
・QVLS-iLabs:量子バレー・ニーダーザクセン統合ラボ(ハノーファー、ブラウンシュヴァイク)
・SEMECO:安全な医療マイクロシステムと通信(ザクセン州ドレスデン)
・ThWIC:チューリンゲン・水・イノベーションクラスター(チューリンゲン州イエナ)

背景:
「未来クラスター」プログラムは、2023年2月から最大3つの実装フェーズの一つ目を開始する予定である。このクラスターは、大学、研究機関、企業、その他の知識分野の関係者が多く集まる地域環境を利用する。
BMBFは、将来的にこのような地域ネットワークの国際的な認知度を高めるために、イノベーション地域コンペティションを計画している。

[DW編集局]