[本文]

国・地域名:
韓国
元記事の言語:
韓国語
公開機関:
韓国産業技術評価管理院(KEIT)
元記事公開日:
2022/07/14
抄訳記事公開日:
2022/08/23

「民間主導・市場中心の産業R&Dへの変化」に着手

“민간주도 시장중심의 산업 R&D 변화” 첫 삽을 뜨다

本文:

(2022年7月14日付、韓国産業技術評価管理院の標記発表の概要は以下のとおり)

韓国産業技術評価管理院(KEIT)は7月14日(木)、ソウルのThe-K Hotelで「産業政策および産業R&D課題企画方針」説明会を開催した。本説明会は、産業通商資源部が6月16日に発表した「産業技術革新戦略」の後続措置であり、新しい産業政策の方針と産業R&D制度を共有する場として開催された。会では、研究企画を専担するプログラムディレクターが産業分野ごとに課題企画方針を発表し、産・学・研のそれぞれの担当者から述べられた、市場が求める技術に関する様々な意見について、集約がなされた。

新しい産業政策では、民間の革新力を積極的に活用するなど、市場中心の体制に転換するための対策が講じられている。

第一に、民間主導の市場中心「需要連携R&D」を推進するため、以下の方式を導入する。
・ビジネスモデル型:企画段階からビジネスモデルを反映して行う企業間競争型企画方式
・拡大統合型:大型の成果創出を誘導し、産業の好循環を活性化するため、産業別バリューチェーンの前方・後方の企業が自発的に参加・協力できる、拡大統合方式
・ワンストップ型:民間企業と大学・政府研究機関の協力活性化と、役割分担の明確化によって、基礎技術が開発された後、企業が継続して革新的な製品を開発できる、源泉技術‐商業化連携方式

第二に、従来のキャッチアップ型R&Dから先行型R&Dに転換するため、民間部門が容易に手を出すことができない挑戦・先導型R&Dを体系的に支援することが計画されている。破壊的革新R&D設計企画プロジェクトを新設し、新たな観点と方式の新製品・新システム開発を支援する。また、従来のチャレンジトラック*を拡大運営するなど、挑戦的かつ革新的なR&D分野に支援を強化する。(*既存技術の限界を超え、有望な新市場を創出し得る、産業的・経済的波及効果の大きい挑戦的R&D)

KEITのハン・ジョンソク本部長は、「中心政策・産業政策方針と結びついた産業R&D企画方針を共有することができ、産・学・研の重要技術について現場の意見を集約することができたという点で意味のある会となった」とし、「KEITは今後も研究者と意思疎通を図り、革新戦略の迅速な実施と関連R&D事業を全力で支援していく」と約束した。さらに、「民間の多様な需要を汲み取る官民協力の場を設けるよう今後も引き続き努力していく」と誓った。

[DW編集局]