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- 国・地域名:
- 韓国
- 元記事の言語:
- 韓国語
- 公開機関:
- 科学技術情報通信部
- 元記事公開日:
- 2022/07/25
- 抄訳記事公開日:
- 2022/08/25
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科学研究を志す若者のための「アジアサイエンスキャンプ」開催
- 本文:
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(2022年7月25日付、科学技術情報通信部の標記発表の概要は以下のとおり。ただし下記イベントはすでに終了している)
科学技術情報通信部は、国連世界基礎科学の年を迎え、7月24日(日)から30日(土)にかけて基礎科学研究院(IBS)主催「アジアサイエンスキャンプ(ASC 2022)」をIBS科学文化センターで開催することを明らかにした。ASCは、2005年ドイツで開かれたリンダウ・ノーベル賞受賞者会議に出席した李遠哲博士(1986年ノーベル化学賞)と小柴昌俊博士(2002年物理学賞)の「アジアのリンダウ会議を作ろう」という思いから実施に至った。ASCは2007年から開催されており、2019年以後COVID-19により中断されたが、今年再開されて14回目を迎える。今回韓国では2011年に韓国科学技術院(KAIST)が主催して以来2回目の開催となる。ASC 2002はオンラインおよびオフラインで実施され、25か国から250名が参加する。
ASC 2022では、科学者を夢見る高校2年から大学2年までの若者に刺激を与えるという趣旨にのっとり、シュテファン・ヘル(Stefan Hell)マックス・プランク生物物理化学研究所長(2014年ノーベル化学賞)、ランディ・シェクマン(Randy Schekman)カリフォルニア大学(UC Berkeley)教授(2013年ノーベル生理学・医学賞)、ティモシー・ハント(Timothy Hunt)沖縄科学技術大学院大学教授(2001年ノーベル生理学・医学賞)らの講演が行われる。また、世界レベルの科学者20名余りの議論、実験室訪問ツアー、ポスターセッションなど、さまざまなイベントも予定されている。ポスターセッションは拡張・仮想現実プラットフォームで行われ、オンライン参加の学生も自由に意見を交換できる。
開会式では、イ・チャンユン科学技術情報通信部基礎研究政策官が「未来の主役であるアジアの青年と世界的な科学者がともに時間を過ごすことは非常に有意義である」と述べた。ノ・ドヨン基礎科学研究院院長は、「ASC 2022は韓国基礎科学の発展に大きく寄与するとともに、アジアの若い学生に科学者へと進む動機を与えてくれるだろう」と述べた。
詳しくは、https://ibs-conference.org/2022/ASC/を参照のこと。
[DW編集局]