[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2022/07/06
抄訳記事公開日:
2022/08/26

NSFがSTEM教育向上のため主要財団と860万ドルのパートナーシップを発表

National Science Foundation announces $8.6 million partnership with leading foundations to improve U.S. STEM education

本文:

(2022年7月6日付、国立科学財団(NSF)による標記発表の概要は以下のとおり)

 NSFは米国のSTEM(科学・技術・工学・数学)教育の質向上イニシアチブ支援のため、ビル&メリンダ財団、シュミット・フューチャーズ、ウォルトン・ファミリー財団との新しいパートナーシップを発表した。特に才能、知識、起業家精神が十分に活かされていない学生を含めたすべての学生を支援するもので、NSFはこれら財団活動に応じて資金提供する。

 この歴史的なコラボレーションは、学生に公平な学習成果やSTEM教育に取り組む官民の資金提供組織による新たな試みの一つである。このパートナーシップにより、新たな研究インフラが築かれ、訓練と研究経験が与えられ、STEM教育の変革が加速される。

 STEM分野でのキャリアの急速な増加を考えると、STEM教育の改善は急務である。数理科学分野の職業は、向こう10年で28%の増加が期待されているが、学生の成績は追いついておらず、連邦政府統計によると、例えば8年生で数学に堪能であるのは三分の一にすぎない。

 またNSFは、研究者、非営利組織、その他の教育機関に告知を送り、特にプレK-12(幼稚園以前から高校3年生まで)のレベルで、教育の公平性向上に現場が対応する上で必要な、研究インフラ構想(研究機器、サイバーインフラ、大容量データセット、人材などを含む)の提案を求めた。

[DW編集局]