[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)
元記事公開日:
2022/07/27
抄訳記事公開日:
2022/09/16

連邦政府のスタートアップ戦略を閣議決定

Start-up-Strategie der Bundesregierung

本文:

(7月27日付、ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)による標記発表の概要は以下のとおり)

連邦内閣は、連邦政府初の包括的スタートアップ戦略を閣議決定した。

戦略の目標は、ドイツとヨーロッパにおけるスタートアップ・エコシステムの強化である。政府は、現行立法期間内に戦略目標を達成するための具体的な計画を提示し、活動内容を以下の10の領域にまとめた:

1)スタートアップへの助成強化
2)優秀な人材獲得:従業員持ち株制度をより魅力的にする
3)起業精神の鼓舞:起業をより簡単に、よりデジタル化する
4)女性による起業の支援とスタートアップにおける多様性の向上
5)科学からの起業の推進
6)公益指向のスタートアップの枠組み条件改善
7)公共契約に対するスタートアップの対応能力向上
8)スタートアップ企業によるデータへのアクセス性向上
9)リアルラボの強化、スタートアップ企業によるアクセス促進
10)スタートアップ企業への注力

スタートアップ戦略は、広範な関係者と調整を経て作られている。多くの利害関係者が、ワークショップやオンライン協議で、それぞれの視点と専門知識を提供した。連邦政府は戦略の策定に際し、これらを十分に考慮した。

閣議決定後、戦略が実行に移された。多くの措置はすでに準備が進んでおり、比較的迅速に実施できる。戦略の実施状況はモニターされ、連邦政府によって毎年報告される。そして、戦略をさらに進めるべきか、またどのように進めるべきかについて、定期的に見直し、すべての利害関係者との対話を続けて行く。

[DW編集局]