[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2022/08/10
抄訳記事公開日:
2022/09/26

NSFが農業、健康、製造、スマートシティの4分野で工学研究センター(ERC)を設置

NSF announces 4 new Engineering Research Centers focused on agriculture, health, manufacturing and smart cities

本文:

(2022年8月10日付、国立科学財団(NSF)による標記記事の概要は以下のとおり)

NSFは、4つの工学研究センター(ERC)を新設し、今後5年間で計1億400万ドルを投じて、農業、製造、健康、都市計画の各分野における持続可能なソリューションのための新技術開発を行うと発表した。各センターの詳細は以下のとおりである。

① NSF Engineering Research Center for Advancing Sustainable and Distributed Fertilizer Production(持続可能な分散型肥料生産を推進するためのNSF工学研究センター)
脱炭素窒素ベースの肥料を回収・リサイクル・生産するための次世代モジュール式、分散型、高効率技術を開発し、レジリエントで持続可能な食糧生産を可能にする。本センターには、テキサス工科大学(リード機関)、ケースウエスタンリザーブ大学、フロリダA&M大学、ジョージア工科大学、マサチューセッツ工科大学の5つのコアパートナーが参加する。

② NSF Engineering Research Center for Hybrid Autonomous Manufacturing Moving from Evolution to Revolution(進化から革命へと移行するハイブリッド自律製造のための NSF工学研究センター)
インテリジェントな自律型製造システムの開発と展開を加速させ、生産現場でのマスカスタマイゼーションを可能にする。本センターには、オハイオ州立大学(リード機関)、ケース・ウェスタン・リザーブ大学、ノースカロライナ州農業技術大学、ノースウェスタン大学、テネシー大学ノックスビル校の4つのコアパートナーが参加する。

③ NSF Engineering Research Center for Precision Microbiome Engineering(精密マイクロバイオーム工学のためのNSF工学研究センター)
マイクロバイオーム技術を開発し、人間の健康と構築環境との接点における課題に対処し、有益な微生物の増殖を促進し、感染症病原体のコロニー形成を防止する。本センターにはデューク大学(リード機関)、ノースカロライナ州農工大、ノースカロライナ州立大学、ノースカロライナ大学チャペルヒル校、ノースカロライナ大学シャーロット校の5つのコアパートナーが参加する。

④ NSF Engineering Research Center for Smart Streetscapes(スマート街並みのためのNSF工学研究センター)
道路とその周辺のリアルタイム、ハイパーローカル技術を活用し、住みやすく安全で包摂的なコミュニティを形成する。本センターには、コロンビア大学(リード機関)、フロリダ・アトランティック大学、リーマン・カレッジ、ラトガース大学、セントラル・フロリダ大学の5つのコアパートナーが参加する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]