[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立宇宙研究センター(CNES)
元記事公開日:
2022/09/01
抄訳記事公開日:
2022/10/20

アリアン5ミッションで、EUTELSAT用のKONNECT VHTS衛星を打ち上げ

PROCHAINE MISSION D’ARIANE 5 - LANCEMENT DU SATELLITE KONNECT VHTS POUR EUTELSAT

本文:

(2022年9月1日付、国立宇宙研究センター(CNES)の標記発表の概要は以下のとおり)

2022年9月6日、114 回目の打ち上げとなるArianespace社が運営するアリアン 5は、欧州の宇宙基地であるギアナ宇宙センター(CSG)から飛び立ち、Alenia Space Thales社によってEutelsat社向けに製造された次世代衛星「KONNECT VHTS」を軌道に乗せる。これは、欧州でこれまでに製造された静止通信衛星の中で最も高性能なものである。CSGからの打ち上げは今年3回目であり、アリアン5の今年 2 回目のミッションである。またアリアンファミリーのロケットとしては 258 回目の打ち上げとなる。

打ち上げ重量が約6,500 kgのKONNECT VHTSは、欧州全体、特に「ホワイトゾーン」として知られる現在十分なサービスを受けていない地域に、コストとパフォーマンスの観点から、光ファイバーに匹敵する超高速インターネットアクセスを提供することになる。Eutelsat社のKONNECT VHTSシステムは、500 Gbit/sを欧州全体に瞬時に配信することで、欧州大陸のデジタルデバイドの解消に大きく貢献する。その寿命は15年とされている。

KONNECT VHTSの特徴は、CNESの資金と政府の「未来投資プログラム」(PIA)を通じた資金調達により開発された、画期的な技術で構成されるペイロードにある。このペイロードは、人口密度が低い地域で光ファイバーと衛星技術を展開することで、フランスの世帯の100%を超高速通信でカバーすることを目的とするTHD-Sat(衛星による超高速通信)プロジェクトでの一環である。

ペイロードの心臓部は、CNESの研究開発プログラム(PNTとGEICO)から生まれた高性能デジタルプロセッサとその周波数変換チェーンであり、容量割り当ての柔軟性、最適な周波数使用、および地上ネットワークの漸進的な展開を可能にする。このプラットフォームは、CNES と欧州宇宙機関 (ESA) の研究開発プログラムから生まれた、Thales Alenia Space 社の最新の電気推進システム、Spacebus NEOをベースとしている。CNES と産業界 (Thales Alenia Space、EINEA、EASii IC、UMS) によって開発された地上およびユーザーセグメント技術も、ブロードバンドインターネットサービスを提供するべく、オEutelsat によって徐々に展開される予定である。

[DW編集局+JSTパリ事務所]