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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 英国研究・イノベーション機構(UKRI)
- 元記事公開日:
- 2022/09/22
- 抄訳記事公開日:
- 2022/10/25
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生物科学研究における大胆なアイデアの探究に1,900万ポンドを拠出
£19 million to investigate bold ideas in bioscience research
- 本文:
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(2022年9月22日付、英国研究・イノベーション機構(UKRI)の標記発表の概要は以下のとおり)
世界トップクラスの5つのチームが、生物科学の基本的な問題に取り組む冒険的な研究で、バイオテクノロジー・生物科学研究会議(BBSRC)から 1,900 万ポンドを超える助成を受ける。
各チームには、16の研究機関から39人の研究者が参加し、現代の生物科学の最前線で大胆でエキサイティングな問題を研究することにより、生物科学の知識のフロンティアを前進させようとしている。
世界レベルのアイデアと学際的な研究を追求することにより、これらのプロジェクトは、複雑な生物学上の問題に多様な視点から取り組むために必要な人材、場所、革新的な技術を結集することになる。
BBSRCのstrategic Longer and Larger (sLoLa)プログラムによる助成は、生命の基本法則の理解を進める画期的な共同研究の促進を目的としており、以下の分野に大きな影響を与える可能性がある:
・農業
・保健
・バイオテクノロジー
・グリーン経済5件のプロジェクトの目的は以下のとおり:
▽特殊なリボソームの遺伝子発現の制御方法の決定
特定の癌やその他のリボソーム関連疾患において、翻訳がどのようにして失敗するかについての識見を提供する。▽新しいプラスチック分解酵素の発見と改善
プラスチック廃棄物のリサイクル能力の向上に貢献する。▽バクテリアの免疫システムの仕組みの究明
天然のゲノム防御システムの抗菌剤耐性対策への活用法を検討する。▽酵素反応の触媒としての光の利用法確立
燃料やその他の高価値化学物質など、熱で活性化する酵素では合成できない新製品の合成に利用する。▽古くから普遍的に存在する膜修復システムの解明
バクテリアの産業バイオテクノロジーへの利用法の改善につなげる。 [DW編集局]