[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
米国海洋大気局(NOAA)
元記事公開日:
2022/09/08
抄訳記事公開日:
2022/10/28

連邦政府が地域別気候災害評価ポータルを新設

Biden Administration launches portal to help communities assess exposure to climate hazards

本文:

(2022年9月8日付、米国海洋大気庁(NOAA)による標記発表の概要は以下のとおり)

本日、バイデン政権は、NOAAおよび内務省(DOI)と共同で、全米のコミュニティが、各地の気候関連災害のリアルタイム把握、災害の長期的影響の予測、気候対応プロジェクトに必要な連邦政府からの支援の特定に役立つ新しいウェブサイトを立ち上げた。

この気候レジリエンス・適応マッピング(CMRA)ポータルは、アクセスが容易で双方向型の地理空間ウェブサイトであり、連邦、州、地方、部族政府、非営利組織などが、各地の気候災害の影響について知ることができる。

CMRAは、気候マッピングと関連データに加え、建築基準、経済的正義・社会的脆弱性などの気候以外のデータや連邦助成金制度など、意思決定に関連する米国政府からのすべての情報を統合している。ウェブサイト内のアセスメントツールは、過去、現在、未来の気候条件に関する情報を提供し、計画立案者や管理者が、干ばつ、猛暑、沿岸・内陸の洪水、山火事などの気候関連災害のリスクを評価できるよう支援するものである。地域毎に独自の気候災害評価表を作成したり、統計データや視覚的表現をカスタマイズしたりすることができる。

CMRAは、大統領府の目標である公平性と包摂性の原則を、レジリエンスプロジェクトに関するすべての情報に組み込んでいる。助成金申請者は、CMRAを利用することで、自身のプロジェクトが現在および将来の気候関連災害に対処できているか、そして計画された対策によって公平かつ包摂的な方法でリスク低減ができているか、を確認することができる。

詳細は、CMRAの下記ウェブサイトを参照:
https://resilience.climate.gov/

[DW編集局+JSTワシントン事務所]