[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)
元記事公開日:
2022/09/02
抄訳記事公開日:
2022/11/09

ミヒャエル・ケルナー政務次官が産業バイオエコノミーに関するシンポジウムを開催

Parlamentarischer Staatssekretär Michael Kellner eröffnet Symposium zur industriellen Bioökonomie

本文:

(2022年9月2日付、ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)による標記報道発表の概要は以下のとおり)

産業バイオエコノミーに関するシンポジウムは、BMWKとバイオテクノロジー産業協会(BIO Deutschland e. V.)が「対話プラットフォーム・産業バイオエコノミー(Dialogplattform Industrielle Bioökonomie)」と共に主催している。気候目標の達成と化石原料やそれらのエネルギー源からの自立を目指すことが、産業変革の重要な推進力となっている。

産業バイオエコノミーは、製品やプロセスに化石資源に代わって生物由来のものを使用することで、持続可能かつ資源効率の高い経済概念として、産業政策の関心を集めている。この概念は、産業の変革においてますます重要な役割を果たすことになる。

ミヒャエル・ケルナー(Michael Kellner)政務次官は次のように述べている。「バイオエコノミーは産業変革のための重要な構成要素であり、この変革を加速させ、そのための正しい道筋を設定する必要がある。これが本日のシンポジウムの目的である。バイオエコノミーが非常に重要になっていることは、最初の助成プロジェクトだけではなく、これまでにドイツで確認されたた産業バイオエコノミーの28の地域の例によっても示されている」。

ドイツは、連邦州政府、連邦食料・農業省(BMEL)、連邦教育研究省(BMBF)の支援のおかげで、研究室規模での生物由来の製品とプロセスの開発において、非常に良いポジションを占めている。しかし多くの場合、工業規模での実装はまだ不十分である。そこで、2018年にBMWKは産業バイオエコノミー対話プラットフォームを設置した。このプラットフォームは、産業界、業界団体、科学界、労働組合だけでなく、連邦や州の省庁の代表者で構成されており、製品とプロセスを研究室規模から工業規模により迅速にスケールアップする方法について提案する。最初の措置の1つは、2020年にBMWKが実装した産業バイオエコノミー助成プログラムで、企業がバイオベース製品とプロセスを、工業規模にスケールアップし、産業価値創造ネットワークへの統合を支援する。

[DW編集局]