（2022年10月14日付、欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり）

欧州連合(EU)と米国は本日、サハラ以南のアフリカにおける持続可能なエネルギー開発の促進に向けた協力を強化することで合意した。これにより、アフリカ大陸の豊富な再生可能エネルギーの潜在力をさらに引き出し、現地での安価なグリーンエネルギーへのアクセスを改善することになる。

このEUと米国のより緊密な協力は、公正でグリーンなエネルギー移行を支援し、エネルギー貧困を削減し、サハラ以南のアフリカのすべての人々に対して安価で信頼できる現代的なエネルギーへのアクセスを増やすことを目的としている。EUと米国は、それぞれの強み、専門知識、リソースを活用して、これら共通の目標に向けて協力することにより、貧困の削減、包摂的で持続可能な経済成長の促進、気候変動緩和の一環として、アフリカでの持続可能なエネルギーの利用可能性とアクセスの拡大につながることを期待している。

EUと米国は、サハラ以南のアフリカでのプロジェクトを支援する取り組みについて、地域および国レベルで、以下の領域について調整を図る意向である：

・医療施設や学校、女性や若者主導の企業、地方の家庭の電化など、再生可能エネルギーへのアクセス拡大のための小規模なオフグリッド発電
・エネルギー貯蔵、エネルギー効率化、送電線の設置
・電力部門における女性の地位向上
・改革を可能とする環境改善のための政策対話と規制改革、新たな資金源を活用した機関投資
・相互技術支援と改革および能力開発活動の進展を最大化するための知識共有
・公的資源のさらなる動員と、民間投資活用のための具体的なフラグシッププロジェクト

[DW編集局]