[本文]
-
- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立科学財団(NSF)
- 元記事公開日:
- 2022/09/16
- 抄訳記事公開日:
- 2022/11/21
-
NSFが量子情報科学・工学研究における能力開発支援の強化プログラムを発表
- 本文:
-
(2022年9月16日付、国立科学財団(NSF)による標記発表の概要は以下のとおり)
量子情報科学・工学(QISE)がもたらす社会的・経済的影響の広がりは、新たな課題と大きな可能性をもたらしている。能力の構築、参加の拡大、アクセスの増加、機会の拡大は、2018年に可決された「国家量子イニシアチブ法」(National Quantum Initiative Act)で示されたミッションを遂行する上で中心をなすものであり、科学的リーダーシップを進め、障壁を打ち破る研究を支援するというNSFの設立ミッション中の重要な信条でもある。NSFは、量子情報科学プログラムの日にちなみ開催した関連会合で、「QISEの能力拡大(ExpandQISE)」プログラムを紹介した。
ExpandQISEプログラムは、量子科学の基礎、計測・制御、共同設計・システム、教育・人材開発を支援するものであり、2022 年には助成金として21,397,566ドルを投じている。2022年のExpandQISE受賞者は、物理学、コンピュータサイエンス、材料研究、工学、化学を含む幅広い分野の研究に参加することになる。受賞者は、3つの伝統的黒人大学を含む、多様な教育機関から選ばれている。
ExpandQISEには2トラックあり、それぞれ次のような内容である。
トラック1:
豊富な経験を持つ外部パートナーと共に研究を行う個人を対象とし、受賞者は、最長3年間にわたって最大80万ドルを受け取る。
トラック2:
QISE分野での研究経験が豊富な外部研究協力者と組む5人までのチームが対象であり、受賞チームには、最長5年間にわたり最大500万ドルが授与される。 [DW編集局+JSTワシントン事務所]