[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国原子力公社(UKAEA)
元記事公開日:
2022/09/23
抄訳記事公開日:
2022/11/24

ヴァランス政府主席科学顧問がUKAEAを訪問、核融合エネルギーの開発を激励

Sir Patrick Vallance supports fusion energy and Culham progress

本文:

(2022年9月23日付、英国原子力公社(UKAEA)の標記発表の概要は以下のとおり)

政府主席科学顧問であるパトリック・ヴァランス卿は、世界的な気候変動との闘いにおいて核融合エネルギーが持つ変革の可能性について学ぶため、英国原子力公社(UKAEA)を訪問した。

ヴァランス卿は、国防省の原子力科学顧問であるビル・リー氏と共に、核融合エネルギー発電の最初のプロトタイプであるSTEP(Spherical Tokamak for Energy Production)を含め、世界をリードする英国の核融合プログラムについて、説明を受けた。

また代表団は、General Fusion、Reaction Engines、Oxboticaなど、オックスフォードシャー南部のカルハム研究センターにある革新的な企業についても学ぶ機会を得た。

UKAEAのカルハムキャンパスは現在、大規模な刷新計画を実施しており、核融合エネルギーと、ロボティクス・コンピューティング・先端材料など関連技術のハブとなっている。

ヴァランス卿は次のように述べた。「今日、核融合技術の素晴らしい可能性と急速な進歩を直接目にすることができ、感激している。核融合の研究と実証に対するUKAEAの継続的な貢献は、世界のエネルギーシステムの脱炭素化における最大の課題を解決し、広範な重要科学技術分野を発展させるものである」

キャンパスツアーの最後には、オンサイトトレーニングセンターであるOxfordshire Advanced Skillsを訪れ、代表団が多くの企業の実習生と会う機会が設けられた。

[DW編集局]