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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領府科学技術政策局(OSTP)
- 元記事公開日:
- 2022/09/19
- 抄訳記事公開日:
- 2022/11/24
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第9回国家AI研究リソース(NAIRR)タスクフォース会議の報告
Readout of the Ninth National Artificial Intelligence Research Resource (NAIRR) Task Force Meeting
- 本文:
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(2022年9月19日付、科学技術政策局(OSTP)の標記発表の概要は以下のとおり)
9月12日、国家AI研究リソース(NAIRR)タスクフォースは、第9回公開会議を開催し、重要な新興技術における米国の競争力を強化する国家サイバーインフラの実施計画策定の最終要素の検討を行った。NAIRRは、AIの研究開発を促進するリソースやツールへのアクセスを民主化し、AI研究環境の公平性を高め、イノベーション・雇用創出・経済成長を刺激するものである。
タスクフォースメンバーは、NAIRRの実施計画の2つの中心的側面、すなわち、アクセスとセキュリティの管理、およびリソースの配分と評価について審議した。メンバーは、現在連邦政府の助成を受けているか否かにかかわらず、また小規模な探索的取り組みから大規模なリソース集約型活動まで、さまざまな研究プロジェクトのためにアクセスを必要とする研究者や学生からの要求に応えられるような、リソース配分決定プロセスの確立が重要であることについて合意した。
タスクフォースはまた、NAIRRの設立・維持に関連する問題を取り上げ、(i)環境の持続可能性の確保、(ii)国際協力の強化、(iii)NAIRRの任務達成に必要な法的権限・枠組みの制定、を如何にして行うかについても議論した。タスクフォースは、NAIRRの計算資源プロバイダに対して、エネルギー効率の基準を設けることで、特に、環境研究を前進させるAI研究への投資と組み合わせれば、持続可能性を促進することができると指摘した。
研究コミュニティに計算・情報資源を提供する連邦構想の代表者数名が、パネルディスカッションに参加しNAIRRの実施計画が連邦エコシステムの一部として、いかにしてこれらの構想を補完・強化できるかを議論した。この議論で、様々な構想の相互補完性、米国の研究コミュニティに貢献するための共通の優先事項、各構想が設計から実装へ移行するまで協力の維持ーーなどの重要性を明らかにした。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]