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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 米国航空宇宙局(NASA)
- 元記事公開日:
- 2022/09/20
- 抄訳記事公開日:
- 2022/11/25
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NASAが「月から火星へ」探査計画の改訂版を公表
- 本文:
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(2022年9月20日付、米国航空宇宙局(NASA)の標記発表の概要は以下のとおり)
本日、NASAは、「月から火星へ」探査計画の改訂版を発表し、太陽系全体の探査活動の青写真を示した。この探査における道標は、NASAの投資だけでなく、産業界や国際パートナーによる月とその先への投資を具体化するのに役立つものである。
NASAは、今年初めにミッション担当部門の幹部らによって作成された50の目標草案に関して、従業員、一般市民、産業界、国際パートナーからフィードバックを求め、さらに産業界と国際パートナーとの2つのワークショップで議論を深めた。
その結果、改訂された63の最終目標は、NASAとパートナーが、太陽系全域における人類の持続的な居住と探査に向けた青写真を描くための成熟した戦略を反映したものである。それらは、科学、輸送と居住、月と火星のインフラ、運用という4つの広い分野をカバーしている。また、NASAは各目標に共通するテーマに適用される基本方針も加えた。
アルテミス計画の下で、NASA は、従来にも増して月をより深く調査するというビジョンを設定した。現在アルテミスIミッションは発射台にあり、NASAは再度人類を月に送り、月の南極域を含む探査ミッションの定期化を計画している。これらのミッションは、火星を含むより遠い天体の探査に対して、長期的に情報を提供することになる。
2021年11月、NASA のシニアリーダーは、NASAの重点項目が、各ミッション部門の共通戦略目標と方向性との整合を確実にすることを目的とした部門横断連合委員会と連携して、アルテミス計画の目標設定に取り組み始めた。これにより、NASAは他国との間で、月・火星探査における協力関係構築の可能性を含め、目標達成に向けた相乗効果も期待できる。
このハイレベルな目標草案は、2022年5月、一般市民とNASA職員に公開され、6月までのコメントが求められた。5,000を超える意見が寄せられ、修正や追加が行われた。NASA は、産業界と国際パートナー双方と協議ワークショップを開催し、目標の洗練と修正を行った。
アルテミス計画の下での活動は、月での深宇宙科学・探査ミッションを安全に実施するために必要な機能と運用を象徴しており、また火星探査計画と密接に関連している。科学は、主要探査技術目標とともにアルテミスのミッションの最優先事項である。
今月後半のアルテミスIの打ち上げ成功後、NASAは、2024年以降、人類をアルテミスIIで月周回軌道に送り、2025年以降、アルテミスIIIミッションで月面に送り計画である。NASA は、アルテミスの要素を活用して、火星往復行程のシステムと構想を試験する。後続の火星探査は、月を実証試験環境として、月面での長期的な居住を基盤として実施される。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]