[本文]

国・地域名:
オランダ
元記事の言語:
英語
公開機関:
オランダ科学研究機構(NWO)
元記事公開日:
2022/10/04
抄訳記事公開日:
2022/11/28

オランダとドイツがグリーン水素に関する新たなプログラムを開始

New Dutch–German programme on green hydrogen

本文:

(2022年10月4日付、オランダ科学研究機構(NWO)の標記発表の概要は以下のとおり)

オランダとドイツは、1,000万ユーロの新しいプログラムにより、エネルギー移行分野における協力関係を強化する。両国は、2045-2050年までにCO2排出量ネットゼロを達成することをコミットしており、技術的・経済的に非常に大きな課題に直面している。グリーン水素とグリーン電子に関するこの共同研究プログラム、「グリーン水素とグリーンケミストリーのための電気化学材料とプロセス(Electrochemical Materials and Processes for Green Hydrogen and Green Chemistry)」プログラムは、この目標の達成に貢献するものである。

同プログラムにより、オランダは、ドイツの研究インフラ、試験施設、知識の恩恵を受ける。ドイツも、またオランダの強力な知識基盤、産業クラスターとの強力なインフラ接続、学際的・分野横断的研究の経験レベルから恩恵を受ける。

プログラムは、関連する社会経済的側面も考慮しつつ、科学技術イノベーション分野における、両国間の協力の推進を目指している。専門知識やインフラの交換は、今後数年間における、欧州グリーンディールのための、より幅広いコンソーシアムを構築するにあたっての基礎となるものである。プログラムには、13の短期研究プロジェクトが含まれており、「電解と水素貯蔵」、「電気合成と電気変換」、「材料と触媒」、「システム設計」、「システム統合」の5つのテーマから構成されている。プログラムのパートナーは、NWO、ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)、およびドイツ連邦教育研究省(BMBF)である。

[DW編集局+JSTパリ事務所]