2022年10月7日付、新華社通信による標記発表の概要を一部抜粋にて紹介する。

熟練技能人材は、中国での物づくりや中国での創造を支える重要な力である。「高級工」以上の高度技能人材の育成強化は、労働者階級の先進性を強固にし、発展させ、国の核心的競争力と科学技術イノベーション能力を増強し、就職の構造的矛盾を緩和し、質の高い発展を推進する上で、重要な意義がある。中国共産党中央および国務院の政策的段取りを貫徹実行し、新時代の高度技能人材育成を強化するため、以下の提案を行う。

一．全体的要求
（一）指導思想
習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想を指導とする。技能中国行動」を実施し、技能人材の育成、使用、評価、インセンティブの制度を健全化し、高度技能人材グループを構築する。
（二）目標
「第14次五カ年計画」の終了までに、就業人員に占める技能人材の比率を30%以上に、技能人材に占める高度技能人材の比率を三分の一に、東部各省の技能人材に占める高度技能人材の比率を35%に高める。

取り組みについては、下記の通りである。

二．高度技能人材育成の強化
（三）高度技能人材育成体制の充実
（四）高度技能人材育成方法の革新
（五）喫緊に必要な高度技能人材の育成強化
（六）職業学校による高度技能人材育成の基礎的役割の発揮
（七）高度技能人材育成の資源・サービス提供の最適化

三．技能志向の雇用制度整備
（八）高度技能人材の雇用制度の改善
（九）技能人材の給与分配制度の改善
（十）技能人材の安定雇用、定着の仕組みの整備

四．職業技能等級制度と多様な評価制度の確立
（十一）技能人材のキャリア開発チャンネルの拡大
（十二）職業標準制度と評価制度の充実
（十三）職業技能検定の推進
（十四）職業技能競技制度の整備

五．高度技能人材の表彰・報奨制度の確立
（十五）高度技能人材の表彰・報奨の強化
（十六）高度技能人材のインセンティブ制度の改善

六．保護的措置
（十七）組織のリーダーシップ強化
（十八）政策による支援の強化
（十九）技能人材の情報データベースの強化

[DW編集局]