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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2022/10/17
- 抄訳記事公開日:
- 2022/12/15
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BMBFが、グローバル抗生物質研究開発パートナーシップ(GARDP)に5,000万ユーロを拠出
Stark-Watzinger: 50 Millionen Euro für die Erforschung innovativer Antibiotika
- 本文:
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(2022年10月17日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)による標記発表の概要は以下のとおり)
BMBFは、新規抗菌物質の研究開発のため非営利団体、「グローバル抗生物質研究開発パートナーシップ(GARDP)」への支援を拡大する。
シュタルク・ヴァッツィンガー(Bettina Stark-Watzinger)BMBF大臣は以下のように述べた:
「多剤耐性菌の人間に対する脅威は、世界的にますます深刻になっている。従来は容易に治療できた細菌感染症でも、多くの抗生物質が効果を失っており、生命を脅かす危険性がある。従って、BMBFが、緊急に必要とされる革新的抗生物質の研究開発のために、GARDPに対してさらに5,000万ユーロの助成を行うことを喜ばしく思う。これによってドイツは、多剤耐性菌との闘いにおいて、強力で信頼できる国際的なパートナーであり続けることができる。GARDPの目標は、2025年までに薬剤耐性感染症に対する5つの新しい治療法を開発することである。」
■背景
GARDPは、スイスに拠点を置き、新しい抗菌物質の研究開発のために、世界保健機関(WHO)と非営利イニシアチブ「顧みられない病気のための新薬開発イニシアチブ(DNDi)」によって、2016年に設立された非営利の取り組みである。GARDPは、薬剤耐性(AMR)がすでに存在する、または現在不十分な治療法しかない細菌感染症に焦点を当てている。
またGARDPは、新しく開発された抗生物質に対して、持続可能で公平かつ手頃な価格でのアクセスが可能とすることも目標としている。GARDPは、2019年に独立した組織となり、2018年から2022年までに、合計6,170万ユーロの資金助成をBMBFから受けている。
[DW編集局]