[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2022/10/26
抄訳記事公開日:
2022/12/20

新たな蛍光顕微鏡システムが、ドイツ未来賞を受賞

Stark-Watzinger: Gratuliere dem Gewinnerteam zum Deutschen Zukunftspreis 2022

本文:

(2022年10月26日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)による標記発表の概要は以下のとおり)

本日、シュタインマイヤー連邦大統領によって、「2022年度のドイツ未来賞(Deutsche Zukunftspreis)」が授与された。シュタルク・ヴァッツィンガー(Bettina Stark-Watzinger)BMBF大臣は、以下のように述べた:

「トーマス・カルクブレンナー博士(Dr. Thomas Kalkbrenner)、ヨォーク・ジーベンモルゲン博士(Dr. Jörg Siebenmorgen)およびラルフ・ヴォレシェンスキー(Ralf Wolleschensky)氏のチームがドイツ未来賞を受賞したことを祝福する。このチームは、生きたサンプルを蛍光顕微鏡で観察する際に、レーザー光による損傷から、サンプルを保護する画期的な新型の顕微鏡システムを開発した。同時に、研究者達はこの技術を使用し易くすることにも成功した。これによって、医療など、新たな分野での研究や応用の可能性が拓かれる。BMBFが約110万ユーロの助成によって、この成功に貢献できたことを誇りに思う。」

■背景

25万ユーロが授与される「ドイツ未来賞-技術とイノベーションに関する連邦大統領賞」は、ドイツで最も重要なイノベーション賞と考えられている。BMBFが理事会の代表となっており、また推薦権を持つ19の機関の1つとして、毎年、候補者を推薦している。受賞チームは、科学と産業界の専門家から成る審査委員会によって、複数段階の選考プロセスを経て選ばれている。

[DW編集局]