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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領府
- 元記事公開日:
- 2022/11/01
- 抄訳記事公開日:
- 2022/12/26
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クリーンエネルギーへの移行加速のための米国-UAEパートナーシップ(PACE)
U.S.-UAE Partnership to Accelerate Transition to Clean Energy (PACE)
- 本文:
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(2022年11月1日付、大統領府の標記発表の概要は以下のとおり)
本日アブダビにて、米国とアラブ首長国連邦(UAE)は、新たなクリーンエネルギーの枠組みである「米国-UAEクリーンエネルギー加速パートナーシップ(Partnership to Accelerate Transition to Clean Energy:PACE)」に署名した。両国がクリーンエネルギーへの移行と化石燃料からの脱却を迅速かつ円滑に行うための強固なパートナーシップを発表することで、バイデン大統領は改めて世界のクリーンエネルギーの未来と長期的なエネルギー安全保障への深いコミットメントを表明した。
PACEは、1,000億ドルで資金調達・投資・その他支援を促進し、2035 年までに100ギガワットのクリーンエネルギーを世界的に展開してエネルギー移行を進め、気候変動による恩恵を最大化することを目的としている。
PACEは、以下の4つの柱で構成されている:
1) クリーンエネルギーのイノベーション、普及、サプライチェーン
2) 炭素・メタンの排出管理
3) 原子力エネルギー
4) 産業・交通の脱炭素化その推進に当たって、優先プロジェクトを特定し、潜在的な障害を取り除き、上記目標の達成に向けたPACEの進捗を測定するための専門家グループを立ち上げる。
◆新興国市場におけるクリーンエネルギーへの投資
新興国市場におけるクリーンエネルギーへの投資を精力的に追求・奨励することにより、気候変動対策を強化する。先進国と発展途上国の間のギャップを埋めるため、両国は協力して発展途上国と低所得国での商業プロジェクトに優先付けを行い、技術的・財政的支援を提供する。◆クリーンエネルギーのイノベーション、普及、サプライチェーン確保
化石燃料からの移行には、新技術の開発、低排出エネルギー源の大規模開発、また新エネルギー技術の規模拡大に必要となるサプライチェーンの確保が不可欠である。これらを実現するため、両国のリソースと官民の専門知識を活用して、新技術への投資とその展開を加速し、コスト削減を図る。さらに、クリーンエネルギー生産に不可欠な希少鉱物や材料の採掘・生産・加工への投資を促進する。 [DW編集局+JSTワシントン事務所]