[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)
元記事公開日:
2022/11/10
抄訳記事公開日:
2023/01/17

ドイツ連邦予算委員会がDATI設立資金を承認

Brandenburg: Die Entscheidung des Haushaltsausschusses ist ein wichtiger Schritt für die DATI

本文:

(2022年11月10日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)による標記発表の概要は以下のとおり)

ドイツ連邦議会の予算委員会は、ドイツ技術移転・イノベーション機構(DATI)の設置のための資金を、その必要性を認めて凍結解除することに同意した。

マリオ・ブランデンブルク(Mario Brandenburg)BMBF政務次官は、次のように述べた。「DATIにより、ドイツ全土で科学から得られた成果の実用化への移行を大きく前進させたい。本日の予算委員会の決定は、そのための重要な一歩である。これによって設立に必要な施策を計画通りに進め、緊密な対話を始めることができるようになる。この追い風を受け、今後は、ニーズ、要件、オプションについて関係者とさらに詳細に議論し、記録していく。DATIの設立により、我々は資金助成のあり方に新風を吹き込み、新たな方式をテストすることになる」

■背景

研究から得られた知見や革新的なアイデアは、より迅速に実用化する必要があり、それには技術移転のための強力なネットワークが必要である。これがDATIが誕生した理由である。DATIの目的は、他の科学機関、企業、市民社会の関係者、行政との間の技術移転のための新たなネットワークとパートナーシップを構築・拡大することである。

ドイツ連邦議会の予算委員会は、DATIの構想段階から議会が関与できるよう、2022年5月19日の委員会で、DATIへの支出を凍結した。BMBFは、初期施策に資金が必要であるとして、資金の凍結解除を申請していたが、今般、予算委員会が解除に同意したものである。

[DW編集局]