[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2022/11/16
抄訳記事公開日:
2023/01/19

NSF、研究者の科学インテグリティ保護のためのツールキットを発表

Safeguarding Science toolkit launched to help researchers defend scientific integrity

本文:

(2022年11月16日付、国立科学財団(NSF)の標記道発表の概要は以下のとおり)

NSFは、連邦政府および大学とともに、研究のインテグリティやセキュリティへの広範なリスクに直面している研究者を支援するための、政府と学術関係者間のユニークな取り組みから生まれた、「Safeguarding Scienceツールキット」を発表した。このツールキットは、科学コミュニティのために科学コミュニティと共に設計されたもので、政府やアカデミアにおけるセキュリティ確保のベストプラクティスへのアクセスや、個々のニーズに合わせたツール選択を可能とする。

これは、国家防諜安全保障センター(NCSC)が、NSF、国立標準技術研究所(NIST)、運輸省とその傘下の連邦航空局(FAA)、保健福祉省(HHS)、科学技術政策局(OSTP)、およびアメリカ大学協会と協力して開発したオンラインのツールキットで、インテグリティ、コラボレーション、オープンネス、セキュリティなど、イノベーションの促進に寄与する概念を重視した健全で回復力のある米国の研究エコシステムを推進するものである。

ツールキットの内容を、国家安全保障大統領覚書第33号(NSPM-33)の実施手引きに整合させたことで、連邦政府事業で現在実施されている研究セキュリティの取り組みと実施手引きの理論的解釈を、アカデミアがより良く理解できるようになっている。

このツールキットは、科学、学術、新興技術のセクターにおいて、研究・技術・人材を盗用や、悪用・誤用・搾取から守るためのプログラムを開発しようとする個人と組織のために設計されており、さまざまな脅威を寄せ付けない防護を確立しつつ、研究者がオープンに協力するための枠組みを提供している。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]