（2022年12月20日付、欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり）

欧州委員会とニュージーランド政府は、ウェリントンにおいて、ニュージーランドのHorizon Europeプログラムへの準加盟（association）交渉を完了した。準加盟協定の調印は、双方のすべての必要な批准の完了を待って、2023年に行われる予定である。したがって、2023年以降、ニュージーランドの研究者や機関は、Horizon Europeの第2の柱に参加できるようになる。第2の柱には、気候、エネルギー・モビリティ、デジタル、産業・宇宙、保健などの世界共通の課題が含まれる。

EUの研究・イノベーション枠組みプログラムへの準加盟は、EUとEU以外の国との間の国際科学技術協力における最も緊密な形態である。従来は、この形態の協力は、EUと地理的に近い国に提供されていた。今回の準加盟により、ニュージーランドの研究者や機関は、EU 加盟国の組織と同等の条件でプログラムに参加できるようになる。

ニュージーランドとの協定は、ＥＵ域外の高度に工業化された国が、Horizon Europeに準加盟する初めての事例となる。

[DW編集局]