[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2022/11/22
抄訳記事公開日:
2023/01/23

炭素排出量の削減目的で 150 万ポンドのAIプログラムを立ち上げ

Government launches £1.5 million AI programme for reducing carbon emissions

本文:

(2022年11月22日付、ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記発表の概要は以下のとおり)

政府はこのほど、炭素排出量削減のための人工知能(AI)の活用を支援する新たなイノベーション プログラムを開始した。

150 万ポンドの資金提供を受けた 「AIによる脱炭素化プログラム」は、政府の 10 億ポンドの「ネットゼロ・イノベーション・ポートフォリオ」の一部であり、2つの初期段階から開始される助成系統で構成されている。

系統1では、最大 50 万ポンドが、2025年3月までAIイノベーションに関する仮想卓越センターと脱炭素化に共同提供され、系統2では、最大100万ポンドが、脱炭素化を支援するAI技術開発を促進するイノベーション・プロジェクトに提供される。

政府は2023年後半、仮想卓越センターによって、ネットゼロ達成に必須であると特定されたAIイノベーションの優先領域を支援するため、追加の資金提供を予定している。

本プログラムの目的は、技術、エネルギー、AI分野における英国のさらなるイノベーションを刺激し、産業の各分野での協力を促進することにより、成長を促進し、ネットゼロの目標を達成することである。本プログラムは、昨年発表された「国家AI戦略」に基づいて構築された。この戦略では、脱炭素化の目標を達成するためのAIの活用法を定めている。

助成への応募が特に推奨されるプロジェクトとしては、AI活用による以下のような取り組みである:
・再生可能エネルギーへの迅速な移行
・エネルギー生産性の向上と燃料転換による産業の脱炭素化推進
・農業分野での排出量削減

[DW編集局]