[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2022/12/08
抄訳記事公開日:
2023/02/01

NSF、地域イノベーション・エコシステム拡大に向けた能力強化プログラムに2,000万ドルを投資

New $20 million program promotes capacity building to broaden participation in regional innovation ecosystems

本文:

(2022年12月8日付、米国科学財団(National Science Foundation:NSF)による標記発表の概要は以下のとおり)

NSFは「イノベーション能力増進パートナーシップ(Enabling Partnerships to Increase Innovation Capacity: EPIIC)」の立ち上げを発表した。2,000万ドルを投じて行う新たなプログラムであり、マイノリティ受入大学、2年制大学、主に学士課程から構成される大学(primarily undergraduate institutions)、その他の新興の研究機関に対して、地域のイノベーション・エコシステムへの参加を促すものである。本プログラムでは、より包括的なエコシステムを構築するための、研修とネットワーク構築に関する支援を行う。

EPIICは、3年間で最大40万ドルを提供し、新たなパートナーシップ構築と将来の外部資金確保に必要な能力と組織的知識の開発を行う。これにより、助成対象者は地域のイノベーション・エコシステム、さらには「NSF地域イノベーション・エンジン(NSF Regional Innovation Engine)」(略称NSFエンジン(NSF Engine))へ参入できるようになる。

NSFエンジン・プログラムは、包括的イノベーション・エコシステムを全国的に育成することを目的としている。本プログラムは、マイノリティ受入大学、小規模な学術機関、2年制大学など多くの機関が、外部とのパートナーシップの拡大やイノベーション・エコシステムへの参加に必要となるインフラやリソースに特化して追加的支援を受けることにより恩恵を受けられるとの認識に基づいている。

参加機関はEPIICを通じてオンラインや対面の双方向イベントに参加し、分野横断型のパートナーシップに参画する能力を改善するために仲間を作って影響力の大きいアプローチを共同で検討する。参加機関は、人材開発、用途に沿った研究開発、そして先進製造、先進ワイヤレス、人工知能(AI)、バイオテクノロジー、量子情報科学、半導体・マイクロエレクトロニクスなどの新興技術分野における研究結果の実用化を推進するための戦略を立てることになる。

[DW編集局]