[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州研究会議(ERC)
元記事公開日:
2022/12/19
抄訳記事公開日:
2023/02/09

欧州研究会議の科学評議会が、2024年公募の申請書式と評価手順の変更を決定

ERC Scientific Council decides changes to the evaluation forms and processes for the 2024 calls

本文:

(2022年12月19日付、欧州研究会議(ERC)の標記発表の概要は以下のとおり)

ERC科学評議会は、12月の本会議で、2024年の公募に関して、申請書式と評価手順の変更を決定した。現在の履歴(CV)と実績のテンプレートは統合・簡素化され、応募者は記載した情報に関する短い説明文を追加できるようになる。応募者はまた、キャリアの中断や通常とは異なるキャリアパス、あるいは研究コミュニティへの優れた貢献について説明することも勧められる。今回の変更に伴い、以前のワークプログラムにあった「ERC主任研究者のプロファイル」は不要になる。科学評議会はさらに、評価に当たっては、申請者の過去の業績よりも、提案されたプロジェクトを明確に重視することを決定した。詳細は、「2024年ERCワークプログラム」および関連するガイダンス文書に記載される。

科学評議会は、ERCの評価の質を維持することがその成功に不可欠であることを認識しており、常に、ERCの特定のプロセスと手順を必要に応じて改訂、更新する態勢で臨んできた。各提案は、今後も科学的卓越性を唯一の基準として、第一線の科学者と学者からなる査読員団によって評価される。

これに関連して、科学評議会は、2022年7月に発表された「研究評価改革に関する協定」に署名することも決定した。

[DW編集局]