[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2023/01/12
抄訳記事公開日:
2023/02/20

NSF、K-12[幼稚園から高校までの13年間]の革新的学習技術開発プライズ・チャレンジを開始

NSF launches prize challenge to develop innovative learning technologies for K-12 students

本文:

(2023年1月12日付、国立科学財団(National Science Foundation:NSF)の標記発表の概要は以下のとおり)

本日、国立科学財団(NSF)は、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団、シュミット・フューチャーズ財団、およびウォルトンファミリー財団との提携により、K-12[編集局注: 公的な無償教育が提供される、幼稚園年長から高校生までの13年間]の学生を対象とした、革新的な学習技術を開発するための600万ドルのプライズ・チャレンジを開始した。

3段階から成る1年間のこの企画はVITAL(Visionary Interdisciplinary Teams Advancing Learning)プライズ・チャレンジと呼ばれ、科学と工学の研究コミュニティや、スタートアップ・中小企業のコミュニティから構成される学際的なチームが、革新的なコンセプトを発展させてゲームチェンジャーとなりうるような学習技術のプロトタイプを開発させることを奨励するものである。

参加チームは、発掘ラウンド(対象:約100チーム)・準決勝ラウンド(対象:約55チーム)・最終ラウンド(対象:約35チーム)への参加を通じて、7万ドル以上の開発・商業化支援と、最大25万ドルの賞金を受けるチャンスがある。チームは、トレーニング・コーチング・リソース・資金提供を通じて、学習に公平な効果をもたらし、かつ市場性のある教育技術のプロトタイプを開発するための支援を受ける。同時に、教育市場における起業家精神、研究に基づく設計、学習者の多様性、包摂性、および公平性に関する能力を構築する。

応募するチームは、想定している用途・エンドユーザー・影響の範囲に応じて、以下の3つのコースのいずれかにコンセプトペーパーを提出することになっている。

・迅速かつ継続的な学習評価(Rapid and Continuous Learning Assessment;)
・将来のSTEM人材育成のための数学リテラシー(Mathematical Literacy to Promote a Future STEM Workforce)
・その他のトランスレーショナル・ラーニング・テクノロジーのイノベーション(Other Innovations in Translational Learning Technologies)

コンセプトペーパーの受付は、2023年の冬に開始される。

[DW編集局]