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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領府科学技術政策局(OSTP)
- 元記事公開日:
- 2023/01/12
- 抄訳記事公開日:
- 2023/02/27
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OSTP、科学的公正性に関する政策と実践の強化策を発表
OSTP Releases Framework for Strengthening Federal Scientific Integrity Policies and Practices
- 本文:
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(2023年1月12日付、大統領府科学技術政策局(Office of Science and Technology Policy:OSTP)による標記発表の概要は以下のとおり)
本日、OSTPは、連邦政府全体の科学的公正性に関する政策と実践を強化するためのロードマップとして、「連邦政府科学的公正性の政策および実践のためのフレームワーク(A Framework for Federal Scientific Integrity Policy and Practice)」を発表した。
このフレームワークは、2022年1月の報告書「政府の科学的公正性の保護(Protecting the Integrity of Government Science)」に述べられている連邦政府の科学的公正性に関する政策と実践についての評価を基に、連邦政府機関・学界・科学コミュニティ・公益団体・産業界などからの広範な意見の提供を受けて作成されたものである。連邦政府機関が科学的公正性の政策と実践の改善に使う重要な要素として、以下を示している。
・すべての連邦政府機関のための一貫した科学的公正性の定義
・連邦政府機関が自らの政策を策定、更新する際の指針となる科学的公正性のモデル政策
・連邦政府機関が自らの政策と実践を定期的に評価、改善するための一連のツールフレームワークは、すべての連邦政府機関が科学的公正性担当官(Scientific Integrity Official)を任命し、研究を支援、実施、監視する機関は主席科学官(Chief Science Officer)を任命することを要求しており、またフレームワークの実行を監視し、政府機関での進捗を評価するため、国家科学技術委員会(National Science and Technology Council:NSTC)に科学的公正性小委員会(Subcommittee on Scientific Integrity)を設立している。
このフレームワークは、2021年5月に開始された、科学的公正性政策とその結果を調査・改善しようとする強力な取り組みと、連邦政府内外の関係者との広範な関与により策定されたものである。これには30の連邦政府機関による参画と、3つの公聴会、3つの円卓会議、および2つの情報提供要請(RFI)を通じた1,000以上の個人と組織からの意見聴取とが含まれる。
エビデンスに基づく政策を策定するには、科学的公正性を保護する強力な政策と効果的な実践が不可欠である。このような政策と実践を連邦政府全体で強化することにより、今までに類を見ないこのフレームワークは、エビデンスに基づく政策立案のための重要な科学的情報を生み出す連邦の機関と科学者の能力を強化し、米国をより健康、安全、豊か、安全にするのに役立つ。
[DW編集局]