[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立標準技術研究所(NIST)
元記事公開日:
2023/01/24
抄訳記事公開日:
2023/03/01

NIST、オープンなワイヤレスの技術とサプライチェーンを推進するアライアンスに加盟

NIST Joins Alliance to Promote Open Wireless Technologies and Supply Chains

本文:

(2023年1月24日付、国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology:NIST)の標記発表の概要は以下のとおり)

米国商務省のNISTは、無線アクセスネットワーク(radio access network:RAN)技術をよりオープン、インテリジェント、かつ相互運用可能にするために活動している、モバイルネットワーク事業者やベンダー、学術・政府機関からなる非営利団体「O-RANアライアンス(Open Radio Access Network Alliance:O-RAN Alliance)」に加盟した。

RAN技術は機器が電波を利用して通信できるようにするものであり、携帯電話基地局、携帯電話、およびインターネットに接続された機器に使用されている。O-RANアライアンスは、メーカーやネットワーク事業者が様々なベンダーの製品を組み合わせて使用できるようにするためのハードウェアとソフトウェアの仕様を開発している。これによって、単一のベンダーへの依存度が下がり、新たなビジネスや製品の市場参入が容易になる。

NISTは、計測に関する科学・標準化・技術を進歩させることにより、米国のイノベーションと産業競争力を増進している。また、新たな技術開発に必要な規格を策定し、それらが堅牢かつ効果的で、広く採用されることを確実にするため産業界、学界、政府機関など幅広い利害関係者と協力している。

NISTはオープン無線アクセスネットワーク(Open Radio Access Networks:Open RAN)技術に焦点を当てたプログラムを有し、1世紀以上にわたって無線周波数測定を先導してきた。NISTのLaurie E. Locascio所長は、NISTはユニークな計測能力を備えており、このたびの加盟により市場への迅速な規格導入を支援していく旨をコメントしている。

[DW編集局]