（2023年1月27日付、欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり）

EUとその加盟国は、グローバル・ゲートウェイの一環として本日プレトリアで発足した、「南アフリカのための公正かつグリーンな復興イニシアチブ」の枠組みにおいて、グリーン復興に関する政策改革を支援し、グリーン投資の機会を開き、知識に基づく移行を構築するため、EU予算からの 8,775万ユーロを含む 2億8,000万ユーロ強の助成金を、南アフリカに投資する。

この南アフリカとのパートナーシップを通じて、本イニシアチブは、政策対話を通じて同国の差し迫った社会経済的課題に取り組み、公共インフラなどへの投資を促進し、持続可能で生物多様性に配慮した循環型経済の実現と気候変動への道を開くという国家目標の達成を支援する。

たとえば、EUの4,000万ユーロの助成金は、ブレンド・ファイナンスを通じて南アフリカの公共インフラへの投資促進に活用される。EUはまた、南アフリカ全土の自治体サービスのグリーン化を促進するプロジェクトの支援も行う。またEU加盟国は、グリーン移行に向けた石炭火力発電所の再利用、公共建築物のエネルギー効率の改善、循環型経済スタートアップの加速にも取り組む。さらに、ドイツ、フランス、EUは、「公正なエネルギー移行パートナーシップ（Just Energy Transition Partnership：JETP）」の下、南アフリカに30億ドル以上の資金支援を行う。

[DW編集局]