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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2023/01/31
- 抄訳記事公開日:
- 2023/03/07
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欧州大学連合の欧州共同学位と法的地位付与:その導入に向けたErasmus+プロジェクト
- 本文:
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(2023年1月31日付、欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり)
本日、イノベーション・研究・文化・教育・青少年担当のマリヤ・ガブリエル委員は、1年前に「大学のための欧州戦略」で示された、高等教育機関間の国境を越えた協力の新たな形を試行する10件のErasmus+プロジェクトを立ち上げた。これは、欧州教育圏(EEA)の実現に向けた重要なマイルストーンである。
選抜されたプロジェクトのうち6件は、共同策定された一連の欧州共通基準に基づいて、複数の高等教育機関間の国境を越えた協力の中で提供される共同プログラムを卒業した学生の資格の補完的証明書である、「共同欧州学位ラベル(joint European degree label)」の提供を審査、試行、促進するものである。他の4件のプロジェクトは、「欧州大学(European Universities)」などの高等教育機関連合が、これらの連合に対して欧州の法的地位を与える可能性など、新たな形態の協力を試行できるようにするものである。
欧州学位ラベルは、複数のEU加盟国にまたがる欧州共同学位への一歩であり、学生の流動性と協力を促進するように設計されている。このラベルは、複数の機関、複数の国で、複数の言語で共同プログラムを受講した学生が、このプログラムの流動性と学際的な教育方式の恩恵を受けて獲得したスキルと学習成果を反映することになる。さらに、「欧州大学」など、いくつかの高等教育機関間の国境を越えた協力において、学生が共同プログラムを卒業する際に取得する資格を補完することになる。
採択された各パイロットプロジェクトは、2023年春開始予定の1年間のErasmus+プログラムから、最大20万ユーロの予算を受け取ることができる。
[DW編集局]