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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国防総省(DOD)
- 元記事公開日:
- 2023/01/26
- 抄訳記事公開日:
- 2023/03/07
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国防総省が中小企業戦略を発表
- 本文:
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(2022年1月26日付、国防総省(Department of Defense:DOD)の標記発表の概要は以下のとおり)
本日、DODは中小企業戦略(Small Business Strategy)を発表した。本戦略は、参入障壁の低減や、セットアサイド調達[編集局注:公共調達の一定割合を中小企業に優先的に配分する施策]の増加、産業基盤強化プログラムの活用に重点を置き、強力でダイナミック、かつ堅牢な中小企業の産業基盤形成を促進するものである。
国防副長官(Deputy Secretary of Defense)のキャスリーン・ヒックス(Kathleen Hicks)博士は、「中小企業にとっての障壁を減らし、機会を増やすことにより、我々は拡大・革新・多様化を実現し、兵士の強みを伸ばし、サプライチェーンを強化し、市場での競争を高め、国内での経済を成長させる」と述べた。
中小企業は、米国全企業の99.9%、防衛産業基盤企業の73%を占め、昨年はDODの主要な契約の25%以上を獲得した。中小企業は米国経済の原動力として、雇用とイノベーションを創出し、日々の国家安全保障や防衛に欠かせない貢献を日々果たしている。本戦略は以下の3つの目標を通じて、DODによる中小企業の潜在能力の最大限の活用に役立つ:
・中小企業関連プログラム・活動のための統一された管理アプローチを導入する
・DODの中小企業関連活動が国家安全保障の優先事項に沿っていることを確実にする
・DODの中小企業への関与と支援を強化するDODの中小企業支援強化の一環として、本戦略はより多くのツールやリソースの提供など、業界への関与を強化することに重点を置いている。こうした関与や訓練の取り組みは、全国に配置されたDODの96のAPEXアクセラレータ(APEX Accelerator)*によって促進される。APEXアクセラレータは、中小企業が体制を整えるためのリソースとして機能し、企業がDODとの取引機会を見出し防衛市場への参入を加速できるよう支援する。
*編集局注:かつてはDOD国防兵站局によって調達技術支援センター(Procurement Technical Assistance Center)として運営されていたが、2022年10月にDOD中小企業プログラム局の所管となり、名称もAPEXアクセラレータに変更された。
[DW編集局]