[本文]

国・地域名:
韓国
元記事の言語:
韓国語
公開機関:
科学技術情報通信部
元記事公開日:
2023/02/20
抄訳記事公開日:
2023/03/09

科学技術情報通信部、次世代ネットワーク開発のための「Kネットワーク(K-Network)2030」を発表

케이-네트워크 (K-Network) 2030 전략 발표

本文:

(2023年2月20日付、科学技術情報通信部(MSIT)の標記発表の概要は以下のとおり)。

近年、社会・産業全般においてデジタル社会・経済のイノベーションが加速しており、ネットワークの需要と役割が増大してきている。ネットワークは私たちの日常を守り、経済の活力を維持するための支えであるとともに、地理的および空間的な限界を超える革新的サービスの成長を促してくれるからである。そのため、ネットワークの競争力が産業のイノベーションを左右するようになってきており、先進国の間では技術を先占するための投資が拡大するなど、国家間の競争も本格化している。

MSITは、官民が緊密に協力し、次世代ネットワークに対する先制的な投資を行って産業基盤を構築する必要があるという認識の下、2月20日開催の非常経済長官会議(経済部総理主催)において「Kネットワーク2030戦略」を発表した。本戦略は、ユン・ソンヨル大統領のニューヨーク構想と昨年9月発表のデジタル政策方針の実施に向けて準備された次世代ネットワーク発展方針であり、その主な内容は次のとおりである。

(1)世界市場をリードするネットワークイノベーション
世界最高の第6世代移動通信(6G)技術力を確保することによって、世界市場を先導できる次世代ネットワークを構築することを目指す。そのために、従来6Gの研究開発は基礎技術を中心として推進してきたが、今後はこれに加えて商用化に向けた技術開発や素材・部品・装置およびオープンラックの技術開発も進める。

(2)堅牢で安全なネットワーク基盤の整備
ネットワークのイノベーションを進め、安定したネットワーク基盤を強化する。具体的には、プライベートネットワーク、バックボーンネットワーク、海底ケーブルなど、ネットワーク施設を高度化する。

(3)強く競争力のある産業エコシステムの構築
中小のネットワーク機器メーカーの脆弱なソフトウェア能力を強化し、新たに胎動しているOpen-RAN機器産業の成長エコシステムを本格的に構築する。これにより、国内の中小ネットワーク機器メーカーを集中育成し、現在5社に過ぎないグローバルパワーハウスを2030年までに20社に増やす。

[DW編集局]